2022年秋にドイツのバンベルクを訪問しました。4回目ぐらいでしょうか。ここでしか売っていない燻製ビール(ラオホビア)は絶品です。練馬区の江古田に燻製専門の店があって、ラオホビアが売られているそうなのでそのうち行ってみますか。
さて、バンベルク大聖堂は、リーメンシュナイダーの代表作「皇帝ハインリッヒⅡ世とクニグンデの石棺」やシュトースのマリア祭壇など、後期ゴシック彫刻の宝庫です。緑の写真集第Ⅴ巻『結・祈りの彫刻・リーメンシュナイダーからシュトース』にバンベルク大聖堂・特別掲載アルバムを所収しています。
実は、このバンベルク大聖堂の隣にバンベルク博物館があって、ここにもシュトースの秀作があることはあまり知られていません。シュトースの写真集が手に入って私たちも知ることになりました。そこで2022年、初めてこの博物館を訪問することことになりました。
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せっかくバンベルクに行くのであれば、バンベルク大聖堂から1㎞ほどの『クルミわりとネズミの王さま』の作者・ホフマンの住居「ホフマンの家」に立ち寄ろうかなと思ったのですが、時間の関係もあり見送ってしまったのでした。本も手に入れていたのですが、読み切っていなかったということもあり、二の足を踏みました。
*「ホフマンの家」については『地球の歩き方・ドイツ』の欄外のメモに記載があります。ホフマンはバンベルクの劇場監督でロマン派の作家だったということです。日本でいうと江戸時代の人になります。
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『クルミわりとネズミの王さま』はチャイコフスキーの音楽で有名な「クルミわり人形」の原作です。
12月2日(土)、奇しくも私の誕生日に孫のバレーの発表会(リーバレースタジオ公演)がありました。その第3部に「くるみ割り人形」が上演されました。踊りが素晴らしく、一睡もしないで最後まで鑑賞することができました。
家に帰ってさっそく『クルミわりとネズミの王さま』を取り出し、最後まで読み切ることができました。児童書とはいえ物語の筋を追うのが大変なお話でした。
ところで、アニメの宮崎駿さんはこの『クルミわりとネズミの王さま』がお気に入りで、三鷹の森ジブリ美術館で「クルミわり人形とネズミの王さま展」を開催しました。ジブリ美術館のサイトに興味深い記事がありました。原作について触れているので転載させていただきます。
◆三鷹の森ジブリ美術館企画展示
クルミわり人形とネズミの王さま展 ~メルヘンのたからもの~
2014年5月31日(土)から
クルミわり人形とネズミの王さま展
©Studio Ghibli ©Museo d'Arte Ghibli
展示期間: 2014年5月31日(土)~2015年5月17日(日)
主催:(公財)徳間記念アニメーション文化財団
協賛: 日清製粉グループ
特別協力: スタジオジブリ
みなさんは、「クルミわり人形」の本当のお話を知っていますか?
作曲家チャイコフスキーの音楽によって誰もがおおよそ知っている「クルミわり人形」のお話は、200年ほど前にドイツの作家、エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンによって書かれた、『クルミわりとネズミの王さま』が原作です。幻想的で謎めいた記述にとんだこのお話は、"現実"と"幻想"が重なりあい、その境界が曖昧なままストーリーが進んでいきます。
宮崎監督は、『くるみわりにんぎょう』(徳間書店刊)という1冊の絵本に出会ったことをきっかけに、小さい女の子たちを惹きつけるこのお話の力に魅了され、絵本や原作を何度も読み返しました。そして、「これは"メルヘンのたからもの"だ」とひらめき、「クルミわり人形」の不思議な魅力を子どもたちに伝える展示を企画しました。
今回の展示では、宮崎監督がこのお話を、いろいろな角度から読み解き、自ら描き下ろした展示パネルで紹介します。さらに、展示室にはバレエの舞台を模した大きな造形物や、絵本『くるみわりにんぎょう』のイラストレーター、アリソン・ジェイさんの愛情にあふれた絵を配して、子どもたちを物語の世界に誘っています。お話のキーパーソン<クルミわり人形>そのものについても、そのルーツを紹介し、実際にクルミを割ってもらえるようにもする予定です。
作者ホフマンから、自由な想像力に恵まれた子どもたちへ届けられた「キラキラとした"たからもの"」のようなメルヘンの世界。宮崎監督が読み解くこのお話の不思議な魅力を、存分にご堪能ください。
残念ながらこの展覧会には足を運ぶことができませんでした。次のチャンスが来れば必ず行きたいと思っています。
さて、バンベルク大聖堂は、リーメンシュナイダーの代表作「皇帝ハインリッヒⅡ世とクニグンデの石棺」やシュトースのマリア祭壇など、後期ゴシック彫刻の宝庫です。緑の写真集第Ⅴ巻『結・祈りの彫刻・リーメンシュナイダーからシュトース』にバンベルク大聖堂・特別掲載アルバムを所収しています。
実は、このバンベルク大聖堂の隣にバンベルク博物館があって、ここにもシュトースの秀作があることはあまり知られていません。シュトースの写真集が手に入って私たちも知ることになりました。そこで2022年、初めてこの博物館を訪問することことになりました。
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せっかくバンベルクに行くのであれば、バンベルク大聖堂から1㎞ほどの『クルミわりとネズミの王さま』の作者・ホフマンの住居「ホフマンの家」に立ち寄ろうかなと思ったのですが、時間の関係もあり見送ってしまったのでした。本も手に入れていたのですが、読み切っていなかったということもあり、二の足を踏みました。
*「ホフマンの家」については『地球の歩き方・ドイツ』の欄外のメモに記載があります。ホフマンはバンベルクの劇場監督でロマン派の作家だったということです。日本でいうと江戸時代の人になります。
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『クルミわりとネズミの王さま』はチャイコフスキーの音楽で有名な「クルミわり人形」の原作です。
12月2日(土)、奇しくも私の誕生日に孫のバレーの発表会(リーバレースタジオ公演)がありました。その第3部に「くるみ割り人形」が上演されました。踊りが素晴らしく、一睡もしないで最後まで鑑賞することができました。
家に帰ってさっそく『クルミわりとネズミの王さま』を取り出し、最後まで読み切ることができました。児童書とはいえ物語の筋を追うのが大変なお話でした。
ところで、アニメの宮崎駿さんはこの『クルミわりとネズミの王さま』がお気に入りで、三鷹の森ジブリ美術館で「クルミわり人形とネズミの王さま展」を開催しました。ジブリ美術館のサイトに興味深い記事がありました。原作について触れているので転載させていただきます。
◆三鷹の森ジブリ美術館企画展示
クルミわり人形とネズミの王さま展 ~メルヘンのたからもの~
2014年5月31日(土)から
クルミわり人形とネズミの王さま展
©Studio Ghibli ©Museo d'Arte Ghibli
展示期間: 2014年5月31日(土)~2015年5月17日(日)
主催:(公財)徳間記念アニメーション文化財団
協賛: 日清製粉グループ
特別協力: スタジオジブリ
みなさんは、「クルミわり人形」の本当のお話を知っていますか?
作曲家チャイコフスキーの音楽によって誰もがおおよそ知っている「クルミわり人形」のお話は、200年ほど前にドイツの作家、エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンによって書かれた、『クルミわりとネズミの王さま』が原作です。幻想的で謎めいた記述にとんだこのお話は、"現実"と"幻想"が重なりあい、その境界が曖昧なままストーリーが進んでいきます。
宮崎監督は、『くるみわりにんぎょう』(徳間書店刊)という1冊の絵本に出会ったことをきっかけに、小さい女の子たちを惹きつけるこのお話の力に魅了され、絵本や原作を何度も読み返しました。そして、「これは"メルヘンのたからもの"だ」とひらめき、「クルミわり人形」の不思議な魅力を子どもたちに伝える展示を企画しました。
今回の展示では、宮崎監督がこのお話を、いろいろな角度から読み解き、自ら描き下ろした展示パネルで紹介します。さらに、展示室にはバレエの舞台を模した大きな造形物や、絵本『くるみわりにんぎょう』のイラストレーター、アリソン・ジェイさんの愛情にあふれた絵を配して、子どもたちを物語の世界に誘っています。お話のキーパーソン<クルミわり人形>そのものについても、そのルーツを紹介し、実際にクルミを割ってもらえるようにもする予定です。
作者ホフマンから、自由な想像力に恵まれた子どもたちへ届けられた「キラキラとした"たからもの"」のようなメルヘンの世界。宮崎監督が読み解くこのお話の不思議な魅力を、存分にご堪能ください。
残念ながらこの展覧会には足を運ぶことができませんでした。次のチャンスが来れば必ず行きたいと思っています。