後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔25〕祝!「森の劇場」4号完成。会の歴史、バックナンバーも紹介します。

2015年04月18日 | 図書案内
 先日、森の会の例会がありました。メンバーが全員集合して、届いた「森の劇場」4号の包みを開けました。編集担当の私としては、完成までにはけっこう「苦戦」したのですが、皆さんの笑顔をみるとやって良かったと思うのです。(関連記事、〔9〕〔23〕にあります。)
 私が森の会に参加したのはここ10年間です。でも森の会の歴史は古く、なんとそれは1960年にさかのぼります。冨田博之さんの発案でした。森の会は「児童劇の古典を読む会」や「脚本創作土曜講座」などとして連綿と続いています。この間来ていただいたゲストは宮本研、福田善之、筒井啓介、小松幹生、香川良成、ふじたあさや、さねとうあきら、多田徹、小池タミ子、田島義雄、藤田圭雄、岡田陽、山室静、わだよしおみ、内田莉沙子、生越嘉治、浜野卓也、吉沢京夫、上地ちづ子、新井早苗さん…などです。すごいメンバーですね。これはほとんど冨田さんの人脈です。子どもたちの脚本には一番優れたものを! という冨田さんの願いが反映されているように思うのです。
 「森の劇場」の4号までの総目次を載せておきます。
 なお、「森の劇場」4号(A5版、112頁、頒価600円)は、お声をかけてくださればお送りします。
 森の会はますます元気です。とりわけ辰嶋幸夫さんの、寺山修司作品の脚色が素晴らしいです。質量とも、出版される価値は十分とみました。

■「森の劇場」総目次■
●第1号(1993年10月)
・「森の会」誕生の頃 冨田博之
・人形劇遊びのための小品
 「ぼたもとがえる」「まりつき鬼さん」「森のなかま」「鬼の姫」杉浦俊雄
・劇「ありとはと」後藤富美
・生活劇「ありとはと」新井早苗
・朗読劇「イソップ物語」谷口幸子
・人形劇「アリとはと」東信男
・児童劇「ありとはと」成田芳子
・あとがき 東信男

●第2号(1996年11月)
・巻頭言 後藤富美
・「ロボットどろぼう」「ぼくはテレビのけらいじゃない」冨田博之
・「ざしきぼっこのはなし」小池タミ子
・「アサの物語」後藤富美
・「吉四六ばなし」オムニバス形式による 谷口幸子
・「杜子春」原作・芥川龍之介 脚色・東信男
・「どうぶつえんのいっしゅうかん」原作・斎藤洋 脚色・新井早苗
・冨田博之追悼文 成田芳子
・「森の会」の歴史 第二号に寄せて 新井早苗

●第3号(2013年5月)
・巻頭言 辰嶋幸夫
・「忘れた領分」 原作・寺山修司 潤色・辰嶋幸夫
・「ねこはしる」 後藤富美
・「へびさんとしっぽ」 東信男
・「おじさんのかさ」 新井早苗
・「おじさんのかさ」で劇あそび 平井まどか
・「竹内敏晴から学んだこと」 福田三津夫
・「寺町の竹藪」 辰嶋幸夫
・あとがき 平井まどか

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