2015年1月23日、埼玉大学での非常勤講師としての最終授業が終了しました。
特別活動論ということで、今まで中途半端の紹介になっていた中学演劇の白眉、板橋区立赤塚三中による「人形館」(渡辺茂脚本、演出)と、私が指導した東村山市立秋津小の学級学習発表会のビデオを見てもらいました。この日、用意したプリントはA4で7枚(両面刷り)でした。
●ことばと心の受け渡し(1,演劇教育とは 2,ことばと心の受け渡し 3,いちねんせいードラマの教室 4,授業づくりと演劇 5,心とからだをひらく学級づくり 6,授業・行事・学級づくりの関係図)
●教師であること(教師をめざす貴方へ贈る10の言葉)…本ブログ〔3〕に紹介
●中学校実践記録「ことばが生まれるとき」山地千晶
●授業の視点
●詩「あなたに」谷川俊太郎、「生徒諸君に寄せる」宮澤賢治
最後の授業ということで「在庫一掃」の感じがしないでもありませんでしたが、まあプリントだけでも読んでもらいたいという思いから学生に取ってもらったというわけです。最後なのでやる必要もないのかしれませんでしたが、一応「学生による授業評価」もしましたので、時間が到底足りません。
学生たちはとても好意的に授業を受けてくれました。授業後多くの学生から「ありがとうございました。」「お疲れ様でした。」のことばをもらいました。9年目にして初めて学生から手紙をもらいました。
「…昨日までは手紙を書く気なんてなかったのだけど、今日授業に出てみて、あ、最後なんだって実感して手紙を書かねばと思った。あと、今、気づいたんだけど、私は福田さんを尊敬しているのだと思った。私は福田さんみたいに人に対して思いやりとかをもっていないし、気遣いとかもできないし、だからそれをもっている福田さんを尊敬している。大学に入っていい教授に何人か出会って尊敬する人を何人か見つけることができました。福田さんもそのひとりです。…」
手紙の後半は、ご飯を三食摂りなさいとか、写真を撮っておくと良いとか、何を言いたいのかわからなくなって、「先生、人生は死ぬまで勉強らしいですよ。」で終わっています。最後の「 」は私が教育の最終目標は自己教育であると言ったことなんだけどなあ。いずれにしても手紙ありがとう、嬉しかったよ。
埼玉大学の非常勤講師に迎えられたのが2006年のことでした。33年の小学校教師を自主的に退職した翌年のことです。この9年間、授業としては特別活動論の他に生活科指導法を6年間受け持ちました。演劇教育の理論と実践の総括の時間を確保できたということで、とても幸せなことでした。大学の授業と演劇教育の関連について考えることができました。来年度の講師は白梅学園大学での教育実習指導だけです。「演劇教育の理論と実践」の講座を持たせてくれる大学はないでしょうかね。いずれ紹介しますが、ラボ教育センターの言語教育総合研究所員という立場は継続されていますが。
大学の先生、とりわけ岩川直樹さん、舩橋一男さん、そして学生たち、お世話になりました。ありがとうございました。
*拙著『実践的演劇教育論』に「大学の授業と演劇教育」、「演劇と教育」誌に「大学の授業と演劇教育」(2014年7月号)を書きました。内容は異なります。
特別活動論ということで、今まで中途半端の紹介になっていた中学演劇の白眉、板橋区立赤塚三中による「人形館」(渡辺茂脚本、演出)と、私が指導した東村山市立秋津小の学級学習発表会のビデオを見てもらいました。この日、用意したプリントはA4で7枚(両面刷り)でした。
●ことばと心の受け渡し(1,演劇教育とは 2,ことばと心の受け渡し 3,いちねんせいードラマの教室 4,授業づくりと演劇 5,心とからだをひらく学級づくり 6,授業・行事・学級づくりの関係図)
●教師であること(教師をめざす貴方へ贈る10の言葉)…本ブログ〔3〕に紹介
●中学校実践記録「ことばが生まれるとき」山地千晶
●授業の視点
●詩「あなたに」谷川俊太郎、「生徒諸君に寄せる」宮澤賢治
最後の授業ということで「在庫一掃」の感じがしないでもありませんでしたが、まあプリントだけでも読んでもらいたいという思いから学生に取ってもらったというわけです。最後なのでやる必要もないのかしれませんでしたが、一応「学生による授業評価」もしましたので、時間が到底足りません。
学生たちはとても好意的に授業を受けてくれました。授業後多くの学生から「ありがとうございました。」「お疲れ様でした。」のことばをもらいました。9年目にして初めて学生から手紙をもらいました。
「…昨日までは手紙を書く気なんてなかったのだけど、今日授業に出てみて、あ、最後なんだって実感して手紙を書かねばと思った。あと、今、気づいたんだけど、私は福田さんを尊敬しているのだと思った。私は福田さんみたいに人に対して思いやりとかをもっていないし、気遣いとかもできないし、だからそれをもっている福田さんを尊敬している。大学に入っていい教授に何人か出会って尊敬する人を何人か見つけることができました。福田さんもそのひとりです。…」
手紙の後半は、ご飯を三食摂りなさいとか、写真を撮っておくと良いとか、何を言いたいのかわからなくなって、「先生、人生は死ぬまで勉強らしいですよ。」で終わっています。最後の「 」は私が教育の最終目標は自己教育であると言ったことなんだけどなあ。いずれにしても手紙ありがとう、嬉しかったよ。
埼玉大学の非常勤講師に迎えられたのが2006年のことでした。33年の小学校教師を自主的に退職した翌年のことです。この9年間、授業としては特別活動論の他に生活科指導法を6年間受け持ちました。演劇教育の理論と実践の総括の時間を確保できたということで、とても幸せなことでした。大学の授業と演劇教育の関連について考えることができました。来年度の講師は白梅学園大学での教育実習指導だけです。「演劇教育の理論と実践」の講座を持たせてくれる大学はないでしょうかね。いずれ紹介しますが、ラボ教育センターの言語教育総合研究所員という立場は継続されていますが。
大学の先生、とりわけ岩川直樹さん、舩橋一男さん、そして学生たち、お世話になりました。ありがとうございました。
*拙著『実践的演劇教育論』に「大学の授業と演劇教育」、「演劇と教育」誌に「大学の授業と演劇教育」(2014年7月号)を書きました。内容は異なります。