後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔27〕埼玉大学の授業評価調査集計結果が届きました。

2015年05月14日 | 講師実績
 ブログ〔10〕で書きましたが、昨年度で9年間の埼玉大学での非常勤講師が終了しました。私の師匠の村田栄一さんが、國學院大學の非常勤講師として10年間勤め、膨大な記録『大学の授業記録・教育原理』(社会評論社、全2冊)を残しています。村田さんは元小学校教師ということで、常に私の生き方の指針になった方です。このあたりのことは、拙著『実践的演劇教育論』(晩成書房)に書いていますので読んでみてください。
 村田さんの話を出したのは、埼玉大学もあと1年やりたかったな、ということを言いたかったからです。
 埼玉大学とも縁が切れたのですが、わずかに気になっていたのは、「学生による授業評価」のことです。ブログ〔10〕で次のように書きました。

 …最後なのでやる必要もないのかしれませんでしたが、一応「学生による授業評価」もしましたので、時間が到底足りません。学生たちはとても好意的に授業を受けてくれました。授業後多くの学生から「ありがとうございました。」「お疲れ様でした。」のことばをもらいました。9年目にして初めて学生から手紙をもらいました。…

 「学生による授業評価」は、毎回授業ごとにしっかりやっていました。小学校教師の時に、子どもたちに私の授業の評価をしてもらったことがありました。正直に言えば、私としてはそれほど参考になるということもないのですが、教育される人間が、教育する人を評価することは必要だと思っているのです。学生になればけっこうシビアな意見も書かれることもありますが。
 その「学生による授業評価」(特別活動論)が先ほど届いたのです。
 一読してびっくりしました。いつもはけっこう厳しいことも書く埼大生が私に最大の賛辞を送ってくれたのです。

・実践をもとにした講義だったので、身近に感じられました!
・とても楽しかったです。ありがとうございました。
・ありがとうございました。
・豊富な実戦経験から貴重な体験談を聴けたので良かったです。
・話が聞きとりやすかった(声が大きかった)。
・お疲れ様でした。
・毎回、とても熱意の伝わるおもしろい授業だった。
・初めて演劇教育というのを知りました! 小学校の先生となり実践できるように頑張ります。ありがとうございました。
・後期で一番好きな授業でした! 楽しかったです!
・まさに福田先生曰くの、良かったなと思える数少ない授業の1つでした。
・長い間、お疲れ様でした。
・お疲れ様でした。
・お疲れ様でした。とてもやさしいしゃべり方で、心がホッとしました!

 ただ1つ「改善すべき点」として書かれたコメントがありました。

・ビデオ教材をもう少し質の良いものがあると良いと思う(画質・音質)。

 この指摘は、歴史的にも貴重な卒業式や演劇の映像が古いこともあってのことででした。まあしょうがないかなと思っていました。
 (声が大きかった)というのは、マイクを使わなかったからです。80人以上の学生でも、肉声で語りかけたかったのです。私のもう一人の師匠が竹内敏晴さんです。彼は「わたしはマイクロフォンを使わない」という短文を書いています。興味ある人は探してみてください。

 今は、白梅学園大学での教育実習指導で頑張っています。担当した5人の学生はとてもやる気があり、間もなく実習開始となります。とても楽しくて、やりがいがある仕事で4年目になりました。




 

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