後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔205〕市報で「私は幼児教育のプロ中のプロ」と自慢する清瀬市長は何に追い込まれているのでしょうか。

2019年01月15日 | 市民運動
 私が在住している東京・清瀬市の市長の不適任性については、このブログでもたびたび取り上げてきました。集団的自衛権問題について聞かれたときに、安保体制については自民党の議員や公明党に任せているからと言明を避けたり、原発の廃棄物についてはロケットで宇宙空間に飛ばせばいいと言ったり、ちょっと耳を疑うような発言が目立つのです。(〔35〕信じられない市長の発言! 可笑しいのは安倍首相だけではなかったのですね。)
彼は市報きよせに「3本の木とともに」というコラムを月に1回程度書いているのですが、これがまたいけません。神頼み、天皇頼みのようなことを平気で書いたりもしています。(〔119〕清瀬・現市長とは思えない「神頼み、後鳥羽上皇頼み」発言です。)
 そして、またまたびっくりするような文章を新年1月15日号に書き連ねました。あろうことか、自分で「私は幼児教育のプロ中のプロ」と書いているのです。
 そのうちに清瀬市のHPに掲載されると思うので全文を起こすことはやめますが、コラムは自分に来た年賀状を数点紹介するなかでこのことばが飛び出すのです。教え子が育ったのはひとえに幼稚園園長としての自分の力だと言わんばかりです。そして、彼が「ポンキッキニュース」の監修者の1人だったのが「プロ中のプロ」の根拠の1つでもあるようです。
 いやはや、何をか言わんや、です。

 この市長、昨年こんな問題を起こしました。

■朝日新聞、 2018年8月30日18時12分

○市長の運転手、残業年800時間超え 東京・清瀬
 東京都清瀬市の渋谷金太郎市長が、公用車の運転手に長時間の残業をさせていたと、市民団体「住みよい清瀬をつくる会」が30日、会見で明らかにした。2016年度の残業は年間800時間超えで、市は運転手の健康上、問題があるとして、今年度から公用車の使用を減らし、一部をタクシーに代替させている。
 公用車は専属の職員が一人で運転、深夜まで続く会合や土日のイベントにも付き添ってきた。16年度の残業は828時間、17年度は611時間だった。特に新年会などが多かった今年1月は79時間となった。
 民間企業は労働基準法により、労使が「36協定」を結べば、残業時間の上限を原則「月45時間、年360時間」まで延ばせる。一方、地方公務員には原則としてこの決まりが適用されないが、市は「年間800時間超えは健康上問題」として、今年度からタクシーチケットを予算化した。会合の帰りには市長が自分でタクシーを手配して、帰宅してもらうことにした。
 その結果、今年4月の残業は25時間、5月は45時間となり、前年度と比べて約4割の削減となった。同市は「労基法違反には当たらないが、残業が多いことは間違いない。運転手のワーク・ライフ・バランスを考慮した」という。(平岡妙子)


 この運転手超勤問題が12月議会で取り上げられ、「市長、減給3カ月」になりました。

■毎日新聞2018年12月21日 地方版
清瀬市
市長、減給3カ月 公用車私的使用で 議会可決 /東京
 清瀬市議会は19日、渋谷金太郎市長(67)が公用車を私的に使っていたとして、給与を10分の1(3カ月)減額する条例案を全会一致で可決した。来年1月から実施する。11月30日に開会した12月定例会で、公用車を私的に使った疑いがあると追及を受けていた。渋谷市長は本会議で「深く反省している」と謝罪した。
 市議の指摘で市が調べたところ、渋谷市長… (以下、有料記事)

 12月議会では、なんと「味方」であるはずの保守系の2議員から市長の様々な失態について一般質問で取り上げられました。このことを察知した革新系の市民団体が大挙して傍聴に訪れたというのです。その顛末について、朝日新聞の平岡妙子記者が地方版に記事にしたのですが、残念ながらネット上では見つかりませんでした。
 今年の4月に市長選が行われます。下掲の新聞記事にあるように、清瀬の市長選は革新系市民団体の動向もあり、予断を許さないようです。
 

■東京新聞 2019/01/05
【清瀬市長選】
 現職の渋谷金太郎さん(67)が三選出馬に意欲を示しているが、正式表明はしていない。市議会の与党自民会派は現職の公用車の私的利用問題などを追及し、亀裂が深刻化。候補者選びに影響しそうだ。


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