フリーマーケット会場の家屋に掛る古い看板。消えかけた文字を拾ってみると「かや屋根改造専門…」とある。この辺では茅葺屋根の古民家はほとんど博物館行きで見かけません。
社会の進歩で仕方がないのですが もうほとんど需要がないのでしょう。「萱刈場」の地名は 知る限り県内で3か所?くらいあり名残りとなっています。
茅葺屋根の下の独特の静寂感は 居心地が良かったなぁと思いながらお店を覗くと…なんとなく藁の匂いがします。出店に出されていた民芸風の帚の束から漂ってきた懐かしい「野の香り」でした。
(・・・秋の句ですが・・・)
「萱一駄負い大風を負うて来る:米田一穂」