西日に輝くくたびれ気味のコブシ。花期がほぼ一ヵ月ほどズレ込んではいないだろうか。これだけ気候もチャランポラン?な中…なかなかの踏ん張りのある姿なのだが 沈む夕陽に救われている格好であった。
パッと散るのも潔くてすっきり感はするが こうして粘りに粘ってみるのも 味が出て来てイイ…感じである。どっちかへの賭けなのかな?…いや二者択一ではなく 粘りに粘り切るのが本来は本筋なのだろう。
辛夷は北に向かって咲くのだ。固い気概があってこそ 覚悟は成立する…と イチロー選手の去就の会見を聴いて思った。
「わが山河まだ見尽さず花辛夷:相馬遷子」