晴れた日の冷え込みも 青空に映える紅葉もいつもと同んじだけれど バス停には
人がいない。もともと人の密度は疎なのだが さらに心理的に控える気持ちが強いの
だろうか。
赤黄緑の交通信号みたいな風景全体の配色具合と 人影のまばらな風景に「変な感
じ~」と思わずシャッターを切ってしまっていた。今年は まったくいつものようで
いながら いつもと微妙に違った感じの秋となってしまったのである。
雪が間近に迫っている。短い秋の絶好の一瞬に もう一枚のチャンスを・・と往生
際が悪いのも 少々いつもの様でないのである。
「黄落の道いくまがりみちのくは:桂 信子」