夏ころ読み始めた本があり 読み切れないうちに雪になりそ
うな気配。少々焦り気味。なにしろ聞いたこともない単語がた
くさん出てきて いちいち検索しなければならず 甚だ面倒く
さいのである。
自身に根気だぞ!と何度も云い聞かせながら 頑張っても一
日3ページくらいのスピードがせいぜい。(集中力ゼロの証拠
で しかももう始めの頃のページの内容は忘れかけている‥。)
と 切羽詰まっている状況に追い込んでいるにもかかわらず
街歩きの際 ちょいと立ち寄った本屋で前々から気になってい
た本を発見!すると‥もう二度と会えないかも 手元に置いて
いても腐るもんでもない 買うなら「今でしょ!」となり 狭
い机をさらに狭くする羽目になる。積読の山は‥生きてるうち
に読み切れない量かもしれない。
(‥本のコレクターではないのだが‥性懲りがない。)
財布が極端に軽くなった挙句 ほんわか匂う芋屋を覗く余裕
もなく 山にはもう雪降りが始まっているではないか‥。
「冬くれば大根を煮るたのしさあり:細見綾子」