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気にし過ぎかもしれないが 世の中全般を含めて 気になる人々の訃報が最近多い感じがする。体調改善も春の進み具合ほどの躍動感もないので 少し自信を無くしかけているところへのお知らせは 結構じわじわと心身に効くものである。
暖かくなったので 母方のご先祖さまのお墓へ 報告を兼ねお線香をあげに行ってきた。
亡母の実家の総本家は 里山の高いところに陣取っていて 日当たりも見晴らしもかなり良好である。おそらく昔々 この辺では一番洪水などに安全な処へ居を構えた‥ものと一見して分る場所である。お屋敷の背後には 山が迫っていて そこの一画がご先祖さまたちの墓地となっている。(位置的には盛岡から約35Kmも南方の町‥法事以外では30年(以上?)ぶりかもしれない)
たまたま快晴に恵まれ 花々が一斉に開きかけ なんとも絶妙なるタイミングで花々への一期一会となったのであった。
ふと 気がつくとまわりの人々はどんどん遠く空の彼方へ行ってしまい 寂しくなる一方の昨今なのだが 一斉の開花は 幼い頃の記憶をどんどん呼び起こして 不思議な力となるのであった。花々がなにかのサインを出しているようで(錯覚?デス) 梅の花などは此方に話しかけているような気分となり なんとな~くホッとして心穏やかとなり(お陰様で)無事帰路につけた‥ので ありました。
自分の残り少ない(だろう)覚醒の時間を 納得し充実して過ごせて かなり満足した日‥なので ありました。(春の一斉開花の躍動するチカラは まことに神秘的で不思議:写真は梅の花 連翹 辛夷 ナリ)
「紅梅や枝枝は空奪ひあい:鷹羽狩行」