雪国以外に住む人には理解困難な写真かも?かつ説明調にて失礼しま~す。
この写真 雪中行軍のモグラ…ではなく 正確?な名称は 小型ロータリー除雪車両(多分)の稼働状況。この作業に至る手順は 回りくどい!ですが…サラッと雪が降る→融雪剤を散布→やがて…ドカドカッと雪が降る→大型機械で繰り返し除雪→道路両側に雪壁が高く立つ→排雪先の空間がなくなる→いざ!ロータリー車(で雪飛ばし)出動…というザックリした手順。
実に 手間と時間とお金をかけているのである。車道も歩道もほぼ同様。写真手前に見える路面は除雪済みの車道の部分で 現在は歩道をグイグイ走行中…機械先頭の回転翼を回し 雪塊を削り遠くへ飛ばす。車両の大きさは 運転する人の姿から想像してみていただきたい。かわいいミニ重機?なのである。
ポイントは 搭乗式で機動性能も高く 極寒や強風による地吹雪などの過酷な状況にも へこたれないこと…だろう。
ようやく本題に入ります…豪雪地域とあんまり縁のない人には そもそもどれだけ道路を利用する人がいるんだろう?と 素朴な疑問を持たれるかもしれない。
…この話題 大きくて長~い話になってしまう…ので 居住者からひと言だけ感想を…記録。
地域文化の日増しの変容と進行する人口減少の渦中にあって 積雪地の課題の難しさに怖くなり 目と耳を塞いでしまいたいくらい いや~な問題なのである。それは 雪や寒さ自体へは闘志がメラメラ燃えあがるのだが 現代社会の諸課題が厚い壁となって展望が描けず 堂々巡りし やがては 思考停止へ…となるためである。
当面は…眼前の雪を除去すればどうにか?…のような気分となり猪突猛進するしかない状況…。この状況は なにかに酷似している気がしてならない。
歴史上の直近の戦(いくさ)でも 過酷に過酷を極めるが 何度も似た状況と対峙し 結果全滅してきたような気がするのである。今年の雪はほんとうに重い。
「かぎりなく降る雪何をもたらすや:西東三鬼」