![イメージ 1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/39/168e06f3127c19b7738af43b32d3cf0e.jpg)
盛岡の街の東方も 城壁のような北上山地の山々が囲っていて 大きいお盆の底にいるみたいである。その山地の稜線に 変化を見つけた。
爪楊枝状の柱が建ち始め 日に日に数を増し 今や8本(基?)が建った。望遠鏡を覗くと その先に三枚羽のプロペラが付いており まだ回転はしていないのだが おそらく? 巨大風車であろう。(風の谷の…?)
よく吹く西風北風 この際利用できるものなら なんでもあり…の様相で 此の世は 熱力学の法則の不可逆性は解りつつ 発生する負の要素はほぼ無視し (当てのない?)別の平衡状態へ向って 急速に移行しているかのようだ。
山野の木々をも切り払い 地肌へ黒いパネルを大量に貼り付けたかと思えば さらに 美しい稜線には爪楊枝を林立させる。
なにもかもが拙速すぎて…風は減るもんじゃないから この程度なら…とでも思っているのだろうか?…この風景からは 正負のバランスをよく取りながら 獲得した利便性を諦めるものは諦めて?などなど…よ~く吟味しているようには思えず
その場しのぎの印象が どうしても払しょく出来ないのでありました。
「隙間風さまざまのもの経て来たり:波多野爽波」