7月9日 鞍馬の水まつり
本日は、貴船神社の水まつりだ。鞍馬の火祭(由岐神社)と並ぶ水と火の重要なお祭りである。神武天皇の母神が、淀川から上流をたどり続け水源に至り「高龗の神」を祀ったのが由来だ。鴨川の源流であるこの辺りは、京都の水の恵みの水源だ。ここから川となり地下水脈となり京都の生活を支える。
本来は「雨乞いの儀式」である。予定通りなら、水に関わりの深い「茶道の席」(裏千家宗家の献茶)が設けられる。また式包丁(宮中に奉る為一切材料には触れず見事に魚をさばく秘法)の家元生間流が披露される。
西日本に甚大な水害をもたらした大雨の直後であり、誠に皮肉なタイミングである。むしろ「水の神様の怒り」を鎮める神事としてもらいたい。
筆者は、奈良市内だがこんなに長い時間にわたり豪雨が続いたのは人生で初めてだった。