1782 インドネシアの通貨、ルピアの相場がこのところ下げている。今日あたりは・1US$が12000Rpくらいだと思う。1円は、117Rpくらいか。ドルに対してルピアは何故安くなっているのでしょうか。昔々の思い出だが、1997年から1998年のタイから始まったアジア通貨危機の時、Rpは20Rp、1円から一挙に160Rp、1円までになった。それ以降、Rp安は戻したが、80Rp,1円より、戻ることは無かった。これまで何年間かの平均は90Rp,1円くらいだったでしょうか。それが、日本の円が対ドルに対し、下がったころ(安部首相になったころ)から、Rpも対ドルで下がり始め、いつの間にか、円の下落を追い越してしまったので、この頃は、115Rp,1円くらいになってしまっている。
インドネシアの景気は日本に比べれば遥かに上昇基調、堅調だ。皆さん、そうお金を持っているとは思わないが、消費意欲は盛んだ。車やバイクを皆さんよく買えると思う。
天然資源も豊富(ただし、加工技術がないので、第一次産業に留まっていて、儲けが少ない)、物価の上昇、給料の上昇、日本と逆のインフレスパイラル、バブルの初期段階と言ってもいいくらいに、巷の様子は活気がある。それでは、なぜ、Rp安になるのでしょうか。単純にいえば、需要と供給のバランス上、社会全体の雰囲気として、Rpを売ってドルに買いたいのです。では、なぜ、ドルをほしいのでしょうか。これも単純にいえば、ドルで払う取引が膨らんでいるのです。貿易の収支は石油ガスなどを始めとして、悪化している、ドルで受け取るより、ドルを多く払わなければならないからです。
私が使っているプラスチックの原料もドル取引です。だから、私が出す見積もりもドルでだします。Rpで出したら、大損になってしまう心配があるからです。
また、日本は円安誘導をしましたね。そして、輸出をしやすくしました。ドル建ての取引ですから、今までと同じ値段で同じ数量を売っていれば、円が余分に入ってきます。それでは、円で作っていたのですから、ドルに換算すれば、安く売ることができる、競争力が増すことになります。だから、日本にとってはいいこと?と、思う人が多いのです。しかし、当然、輸入品は、値上がりします。どうしても必要な輸入品は値段が上がっても買わなければなりませんが、必需品ではないものは、買い控えをするようになるでしょう。そうなれば、全体として、景気は上向くという皮算用です。少なくとも気分は、よくなるでしょう、それがねらいです。私は、そう簡単に、経済実態が良くなるとは思わないが。
インドネシアはどうか、やはり貿易収支を改善するためにバンク インドネシア(中央銀行)は短期金利を下げ誘導し、Rp安を容認している。そして、Rp取引のボリュームは円に比べれば微小です。為替の操作はしやすいし、インドネシアが若干の操作をしても、文句をいう国は無い。
でも、ここら辺りが潮時のような気がする。これ以上Rp安は、インフレの行き過ぎになる可能性が高くなるし、燃料費補助金(国が負担する分)が、多くなりすぎて、せっかく値上げして、補助金を少なくできたと思ったが、今や、その分、輸入価格が上がって、補助金は値上げ前と同じ以上になってしまっているようだ。
BUKAN ENPAT MATAで、中心が進行役のTukulトゥクル 大騒ぎの客席だが、VAMPSは、ほとんど、何も話ができなかった。さえない格好をしているこいつら何者?何人? これもインドネシアそして、
西ジャワのある田舎町、吊り橋は壊れたまま。これもインドネシアです。Bertaruh nyawa untuk menyeberang命がけで橋を渡る。
Rp安 インフレ 活気
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