エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

木の葉髪

2016年12月06日 | ポエム
なんという美しい言葉だろうか・・・。
なんという哀しい言葉だろうか・・・。
なんという詩的な連想だろうか・・・。
なんという情緒と感性だろうか・・・。



なんというオマージュ、だろうか。
俳句を学ばなければ出会えなかった、言葉は新鮮である。



俳句は古めかしい!
と云う人が、いる。
そうだろうか。
応えは「否」である。



季節を美しく表現するのに、古いも新しいもない。
古今東西、人の感性に違いは無いからである。







「木の葉髪翻る陽の波に乗り」







俳句は古いと云う人に共通する傾向は、学んできた事を否定する事である。
学んだ事を否定するのは、間違いである。

その学びを背負わなければいけないのだと、思う。
否定からは、何物をも生まない。
生産しないのだ。

新しい道を歩もうとする事は良い。
新しい道を切り開く力は、内在する知識である。



     荒 野人