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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

沈黙

2016年12月12日 | ポエム
沈黙は、遠藤周作の代表作である。
晩年の作品では「深い河」が秀作である。
ぼくはこの作品、二つとも感銘を受けた。

いまでも、この二つは定期的に読み直す。
都度、感銘が深い。
齢を重ねる事で、作品の質が高まってゆくのだ。

この作品が再び、映画化された。



1971年に篠田正浩監督により、『沈黙 SILENCE』の題名で映画化された。
この時、遠藤周作は篠田と共同で脚本を担当している。

けれど、今回の映画はそのリメイク版と云う訳ではなさそうである。
いずれにせよ、楽しみな映画である。



映画『沈黙 -サイレンス-』日本版予告編





1月21日が封切り日である。
必ず見に出かけようと思っている。







「沈黙の重き値や冬ざれり」





敬虔なクリスチャンである遠藤周作。
その遠藤が描く、受難である。

遠藤周作には、その免罪符が与えられなかったのであろうか・・・。




      荒 野人