ギボウシである。
漢字では「擬宝珠」と書く。

この蕾を追ってみようと思ったのである。
ユリ科の多年草で、ギボウシ属(Hosta)の総称である。

実に味わいのある花である。
下から咲いていく、花序である。

山間の湿地などに自生し、また花が美しく日陰でもよく育つため栽培される。
比較的大きな木の下の葉影などでも咲いてくれるのである。
我が八ヶ岳の麓の茅屋では、大きなドウダンツツジの木の下で咲いている。

少しずつ咲いてくれるのである。

今度は蕊をアップしてお見せしよう。

雄蕊、雌蕊だけ見せる。

こんな感じはどうだろうか?

花粉を運ぶハチや蝶を誘う妖しさがある。

直ぐ横の物干しの金属に、秋アカネが止まっている。
もう秋なのである。

トンボは生きる限り秋を謳歌するのである。
その健気さが好きである。

八ヶ岳を引き払う前の日、雨が降った。

ギボウシが濡れていた。

しっとりとした一日である。
何をするともなく、一日を送った。

最初の日に比べれば、ここまで花が咲いているのである。
毎日、毎朝この花と付き合った。
花言葉は、
「落ち着き」
「沈静」
「静かな人」である。
この花とは、離れ難くもあるけれど明日は東京である。
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荒野人
漢字では「擬宝珠」と書く。

この蕾を追ってみようと思ったのである。
ユリ科の多年草で、ギボウシ属(Hosta)の総称である。

実に味わいのある花である。
下から咲いていく、花序である。

山間の湿地などに自生し、また花が美しく日陰でもよく育つため栽培される。
比較的大きな木の下の葉影などでも咲いてくれるのである。
我が八ヶ岳の麓の茅屋では、大きなドウダンツツジの木の下で咲いている。

少しずつ咲いてくれるのである。

今度は蕊をアップしてお見せしよう。

雄蕊、雌蕊だけ見せる。

こんな感じはどうだろうか?

花粉を運ぶハチや蝶を誘う妖しさがある。

直ぐ横の物干しの金属に、秋アカネが止まっている。
もう秋なのである。

トンボは生きる限り秋を謳歌するのである。
その健気さが好きである。

八ヶ岳を引き払う前の日、雨が降った。

ギボウシが濡れていた。

しっとりとした一日である。
何をするともなく、一日を送った。

最初の日に比べれば、ここまで花が咲いているのである。
毎日、毎朝この花と付き合った。
花言葉は、
「落ち着き」
「沈静」
「静かな人」である。
この花とは、離れ難くもあるけれど明日は東京である。

荒野人