今日は、失われた無垢な命について語りたい。
失われたのは、孫娘の友の命である。
きっと、ままごとのように楽しい交流のあった友の命である。
仮に、孫娘をR失われた命の友をG君、そして仲良しだったK君と言おう。

失われた命は、青田風になって爽やかに吹き渡っている。
けれど、そんなことはRには分からない。
テレビのニュースでも報道された・・・。
原宿での事故である。
5歳の無垢な命である。
いつも仲良し3人で遊んでいたと云う。
G君とK君、それに女の子のR。
男の子二人は、いつも喧嘩ばっかりしていた。
Rは、二人の間に入って仲直りさせ直ぐに仲良しに戻った。
G君は、家に帰ってもRのことしか話さなかったという。
RもよくG君のことを私たちに話した。
そのG君が交通事故に会ってしまった。
G君のご両親から、Rの母親に連絡が入りRちゃんにGと会ってあげて欲しい・・・と。
Rの母親は、取る物も取り敢えずRをG君のところに連れていった。
Rは、G君に会っている間は泣かなかったと云う。
しかし、G君の家を出たとたんに号泣した。
Rの母親は、泣きながらその話しをした。
お通夜の朝、幼稚園でG君の下駄箱を前にしてRは・・・。
『G君!」と呼びかけたらしい。

「青田風無垢な命の吹き渡る」
三人は、この春に幼稚園に入園したばかりである。
この幼く、無垢な命の炎は途絶えてしまった。
ぼくの孫のRも、きっと無意識の初恋だったに違いない。
同時に、Rはお姉さんの気分であったのかもしれない。
Rは、家では妹である。
下には妹も弟もいない・・・。
Rは、通夜と告別式の全てに出席した。
母親の話しによると、読経の時間ほぼ一時間静かに席に座っていたという。
また、失われた命のG君の親戚がRの所に着て・・・。
『あなたがRちゃん、Rチャんなの?」と聞いてきたと云う。
また出棺の時、仲良し三人組のRとK君の二人は大人の中でもみくちゃにされながらも、G君の棺に近づこうとしていたと云う。
ぼくは、Rの気持ちもそうだけれどG君のご両親の気持ちを思った。
それだけで、胸が塞がれ涙が溢れた。
無垢な命の炎を消しただけでなく、多くの人の胸を痛めたこの事故。
事故という、その罪を憎む。
人の世に熱あれ、光あれと願う。
G君の冥福を祈るしかない。
そして孫娘のRや、友達のK君の心の傷が早く癒える事を祈る。
今日は、ぼくの悲しみについて書きなぐった。
最後まで詠んで頂いた方に感謝するものである。
荒 野人
失われたのは、孫娘の友の命である。
きっと、ままごとのように楽しい交流のあった友の命である。
仮に、孫娘をR失われた命の友をG君、そして仲良しだったK君と言おう。

失われた命は、青田風になって爽やかに吹き渡っている。
けれど、そんなことはRには分からない。
テレビのニュースでも報道された・・・。
原宿での事故である。
5歳の無垢な命である。
いつも仲良し3人で遊んでいたと云う。
G君とK君、それに女の子のR。
男の子二人は、いつも喧嘩ばっかりしていた。
Rは、二人の間に入って仲直りさせ直ぐに仲良しに戻った。
G君は、家に帰ってもRのことしか話さなかったという。
RもよくG君のことを私たちに話した。
そのG君が交通事故に会ってしまった。
G君のご両親から、Rの母親に連絡が入りRちゃんにGと会ってあげて欲しい・・・と。
Rの母親は、取る物も取り敢えずRをG君のところに連れていった。
Rは、G君に会っている間は泣かなかったと云う。
しかし、G君の家を出たとたんに号泣した。
Rの母親は、泣きながらその話しをした。
お通夜の朝、幼稚園でG君の下駄箱を前にしてRは・・・。
『G君!」と呼びかけたらしい。

「青田風無垢な命の吹き渡る」
三人は、この春に幼稚園に入園したばかりである。
この幼く、無垢な命の炎は途絶えてしまった。
ぼくの孫のRも、きっと無意識の初恋だったに違いない。
同時に、Rはお姉さんの気分であったのかもしれない。
Rは、家では妹である。
下には妹も弟もいない・・・。
Rは、通夜と告別式の全てに出席した。
母親の話しによると、読経の時間ほぼ一時間静かに席に座っていたという。
また、失われた命のG君の親戚がRの所に着て・・・。
『あなたがRちゃん、Rチャんなの?」と聞いてきたと云う。
また出棺の時、仲良し三人組のRとK君の二人は大人の中でもみくちゃにされながらも、G君の棺に近づこうとしていたと云う。
ぼくは、Rの気持ちもそうだけれどG君のご両親の気持ちを思った。
それだけで、胸が塞がれ涙が溢れた。
無垢な命の炎を消しただけでなく、多くの人の胸を痛めたこの事故。
事故という、その罪を憎む。
人の世に熱あれ、光あれと願う。
G君の冥福を祈るしかない。
そして孫娘のRや、友達のK君の心の傷が早く癒える事を祈る。
今日は、ぼくの悲しみについて書きなぐった。
最後まで詠んで頂いた方に感謝するものである。
荒 野人