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実際に「卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いで採用」している企業は、どのくらいの割合に上るの?

2011-10-24 19:21:41 | Weblog
実際に「卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いで採用」している企業は、どのくらいの割合に上るの?[注目調査レポート(1/2)](ジンジュール) - goo ニュース

新卒予定者の内定率が過去最低を更新し続ける状況の中、2010年9月に「大学卒業後少なくとも3年間は新卒扱いにすること」という厚生労働省の指針が出され、さまざまな立場からの議論が巻き起こったことはジンジュールでもたびたびレポートしてきました。


では、実際に「卒業後3年以内の既卒者を新卒扱いで採用」している企業は、どのくらいの割合に上るのでしょうか?



今回から2回にわたって、採用担当者1000人に聞いた注目の調査レポートをご紹介します。

■ 落ち込む就職内定率、さまざまな対処策の効果は?
近年、就職内定率が過去最低水準に落ち込んでいます。

2011年3月卒業者の就職状況に関しては、最終的に大学(学部)卒は91.0%(前年同期比0.8ポイント減)、短大卒は84.1%(同4.3ポイント減)、高等専門学校卒は98.7%(同0.8ポイント減)、専修学校卒は86.2%(同1.2ポイント減)となっており、全体でも90.2%(同1.2ポイント減)と、極めて厳しい結果となっていました(文部科学省・厚生労働省「平成22年度大学等卒業者の就職状況調査 4月1日現在」)。

翌年(2013年)3月卒業予定者の10月1日現在でみた内定状況調査は、例年11月中旬に発表されますが、今年は震災の影響や、円高に欧州の金融危機が重なる景気の先行き不透明感から、なお厳しい見通しが予想されます。

こうした状況を受けて、青少年雇用機会確保指針の改正や3年以内既卒者トライアル雇用奨励金など、卒業後未就業者の就職をバックアップする策がとられています。では、実際のところ卒業後3年以内の未就業者の応募は、各企業においてどの程度受け入れられているのでしょうか。


■卒業後3年以内の未就業者は「新卒枠で受け入れ」4割半


新卒採用を実施する組織の採用関係者である全回答者1000人に対し、「卒業後3年以内の未就業者を新卒採用枠で受け入れる予定はあるか」について質問したところ、「新卒枠で受け入れている」が24.3%、「事情によっては新卒枠で受け入れている」が20.8%となり、合わせて45.1%の回答者が「受け入れている」と答えています。


また、「新卒枠での受け入れを検討している」7.1%を合わせると52.2%となり、半数以上の組織が卒業後3年以内の未就業者を新卒枠で採用することに前向きな姿勢であるようです。


なお、「新卒に準ずる形(第二新卒など)で受け入れている」は10.8%、「新卒に準ずる形(第二新卒など)での受け入れを検討している」は11.9%となりました。

特に採用面で恵まれている大企業を中心に採用条件は厳しいようです。