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永遠のとなり |
白石 一文 | |
文藝春秋 |

白石一文 著 : 永遠のとなり
を、読みました。
精一郎は、うつ病を患い故郷の福岡に帰ってきました。
幼馴染の無二の親友、敦は不安定な精一郎の面倒をよく見ますが、
彼は彼で、33歳の若さで肺がんに罹患し、精一郎よりもはやく
地元に戻っていました。
年寄りの面倒までよく見る、敦はしかし、プライベートでは
結婚と離婚を繰り返しています。
そんな、二人の中年男の物語。
精一郎のうつ病の始まり、敦の生い立ちと生き様。
そして、二人が関わる女性や、老人たち。
若さをとっくに通り過ぎたものが、感じ始める
生についての意識を、二人の友情を通して
描いています。
多くの作品の舞台が、私の愛する街、地元福岡である
白石作品の中でも、もっとも私の住む場所に近い、
香椎周辺の物語で、さらに私の校区にある
W病院、雁の巣レクレーションセンター、志賀島
という場所も登場して、そんな部分では大興奮の物語。
書き出しは、香椎浜イオンショッピングセンタ-の2階の
眼科で、1階のスタバ前の広場で待ち合わせ
というシーンから始まります。
普段本をあまり読まない人でも
福岡市東区在住のひとなら、
どんどん読んでしまいそうなお話です。