夏にゴマダラチョウを見かけた公園へ幼虫を探しに行ってきました。
その目的は・・・
食樹であるエノキの根元、ここが捜索場所です。
夏の終わりに産み付けられた卵から孵化した幼虫は葉を食べて育ちます。
やがて寒くなり、葉が落ちる頃になると幹を伝って地面に降りてきます。
そして、枯れ葉の裏に隠れて越冬します。
枯れ葉を一枚ずつめくり探します。
あっ!いました。
幼虫がいた葉だけ裏返しにしてみましたが、どこにいるかわかりますか?
3cmにも満たないまだまだ小さな体です。
申し訳なかったのですが、ちょっとだけ撮影に付き合ってもらいました。
枯葉を折って顔をみせると・・・、おぉ~ なんかかわいいっぽいぞ!
背景が地味だからカタバミ?の上に乗せてみましょう。(完全にやらせです。)
てな訳でこんな写真になりました。 かわいいでしょ!
このポーズは図鑑やチョウのHPなどで見かけてからどうしても自分でも写してみたかったのです。
幼虫くん、協力ありがとう。
幼虫は春になりエノキが芽吹くと幹を上っていきます。
新葉を食べ成長し蛹となり、5月下旬には羽化するでしょう。
それまで無事を祈ります。
ゴマダラチョウの幼虫 2006年12月20日 神奈川県