フルート吹きのほっと一息

フルートのこと、音楽のこと、作曲家のこと。そして愛犬トム君との日々。
一緒に楽しんでくださると嬉しいです

恩師 増永弘昭 16

2006年06月23日 | 恩師 増永弘昭先生
1998年の4度目の私のリサイタルの時
先生に頼み込んで一緒にバッハのトリオソナタを
演奏してもらいました。

チェンバロの阿部さんも、
チェロの坪田さんも
とっても腕の立つ方ばかり。

でも、合わせの時に増永先生の提案に
自分を主張することなく真摯に耳を傾けて
いらっしゃいました。

バッハの音楽の一糸も揺るがぬ構築性を
一緒に確かめ一つの方針で作り上げて行くための
熱意が伝わったのだと感じています。
先生も相手の奏者に対して指示するのではなく
丁寧に提案をされていました。
(私には激を飛ばしてますが)

本番ではちょこっと数え間違えたりしていて
ああ、先生も間違うことあるんだなーと、
人間味を感じたりしながら演奏していましたが、
とにかく力強い迫力にびっくりでした。

シュミッツ先生のおっしゃっていた
「非常に男性的でエネルギッシュで生き生きしている」
演奏を舞台で一緒に感じることが出来たのは
私にとってかけがえのない最大の財産です。

ジンギスカン 好き!

2006年06月22日 | ヨウコのレシピ
ジンギスカンが好きです。
でも、滅多に食べには行けない。
最近はスーパーで、ラム肉が売っているので
一人分のレシピです。

 今日の手抜きレシピ 

用意する物は (一人前)
ラム肉(食べたいだけ)
モヤシ1/2袋
生椎茸1個 切っておく
ピーマン一個 切っておく
えのき 1/2袋 ほぐしておく
その他適当に。

フライパンに油を敷いてラム肉焼く。
生焼けでお酒をじゅっ!
野菜をその上にのせてフタする。
ジンギスカンのたれをかけてちょっとだけ炒める。

簡単。おいしい。
一人でも食べられます。
後はピールかな。
     

リズムを読む

2006年06月22日 | flute 2006
メロディはふしまわしがあるので、
特に歌詞がついていたりすると
何となく解っているように感じてしまいがち。

でも、リズムが解らない人がメロディを楽器で
演奏すると、音は合っていてもとーっても変。

そんな訳で新入会の全くリズムの解らない人には
お手製のプリントを使って一年がかりで特訓してしまう。
リズムの基礎10枚
リズムの練習10枚
リズムのおけいこ10枚

どうしても通らなければならない関門ですが、
95%の人は必ず読めるようにしてしまいます。
今、特訓中なのは60代のご婦人。
まったく解らない人がどんどん読めるように
なって行くのはいつもとっても快感でございます。
気分がいいのよね。

解るようになる。出来るようになる。
日常の中のちょっとした希望でもあります。

恩師 増永弘昭 15

2006年06月20日 | 恩師 増永弘昭先生
フランス近代の曲を片っ端から練習して
レッスンを受け続けた時期があります。
初めの頃は音色についていろいろ言われていました。

「音色が暗すぎる。倍音の響きを聞くように。
夏の海を思い出しなさい。海面がキラキラしているでしょう。
疾風怒濤の音楽ではありません。」

アーティキュレーションについても、

「みんなドイツの作品は四面四角で
フランスの作品は自由だと思っている傾向があるけれど、
こんなこまかいニュアンスまで指定しているのですよ。
理屈っぽいんです。フランス人の作曲家の方が。」

やり尽くすほど曲数をこなした頃は

「このあたりの作曲家はみんなこのパターンで
作品を作っています。後は全部同じです。パターン通りです。
自分でやっておくように。」

おっしゃる通りでした。
オネゲルの牝山羊の踊りが完全に理解して演奏出来れば
確かに大切なことは、どの曲も皆同じでした。
全ての基礎・識別する判断力を叩き込むことで
応用ができるように指導されていたんですね。

もう、レッスンがなくても演奏はできるんですが、
いろいろ話をしたいなと思います。