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読書リスト 2006.5月 後編

2006年05月31日 | 
参加型猫 野中柊

  主婦の生活の知恵として、食料品の買い物は食後の満腹時がベスト、
  そうすれば、無駄なものを買わずに済んで節約できるというのがあるけど、
  そんなのイヤよね。ケチくさくて。
  私はお腹がぺっこぺこの時に、胃袋をキュウキュウ鳴らして、
  これがいいかな、あれがいいかなって迷いながら買うのが好き。
  イマジネーションの中の美味しさって、実際に食べ物を口にした時の味より、
  数倍上だったりするからね。

なるほど、確かに。

空腹時にスーパーに行くと、あれもこれも買いたくなる。

欲求が満たされる感じは、確かに小さな幸せかもしれない。

あと、心に残った文章。

  「雪が積もったら、一緒に雪だるまをつくろうね」
  「私達、考えてみたら、一緒に雪だるまを作ったことってないよね」
  「まだ一緒にしたことがないことがたくさんあるね」
  「そうだね、幸いにもね」

一緒にしてなかったということを、これから出来る楽しみに繋げる。
究極のプラス思考

野中さんらしい表現だと思った。


対岸の彼女 角田光代

何となく聞いたことのあるタイトルだなと思って借りた。

  私の大切なものはここにはないから、どうでもいい
 
という台詞が度々登場する。

  いじめられることも、陰口を言われることも、体を売ることも、
  そんなことで私の大切なものは傷つかない。
  だから平気。

今どきな発言なのかしら?どうなのかしら?

じゃあ、大切なものとは何なのか。

明確な答えが書かれているわけじゃないのよね、コレが。

察するに、「自分が大切に思う人」ということなのだろうか。

ナナコにとっては、「家族」「葵」

葵にとっては、「ナナコ」「小夜子」「木原」「社員」

小夜子にとっては、「葵」「子供」

大切だからこそ、裏切られた時、「かわいさ余って・・・」となる。

そんな話だったのかなぁ・・・・(自信なし)

要するに、「考えるより行動せよ」という話だったような気もする。

最近この人の作品を読んでるのだけど、さらさらと読めるのが特徴だ。

読んでるときは、面白いと思って読んでいる。

でも、読み終わった後、印象に残り難い気がする。

もう一度読もうという気になれない。

その判断が正しいのか確かめるべく、あと2,3冊は読んでみようと思っている。

そんなの確かめる為に読むのはやらしいかな?

二人の彼  群ようこ

この作家さんも、高校生ぐらいの時よく読んだかも~

さらさらと読める。

時間つぶしに最適!!(失礼?)

夜のピクニック  恩田陸

何だか以前から気になってた本です。

図書館で探して見つけたとき、

「こんな分厚い本だったんだ・・・

と思ってしまった。

でも、読み始めるとずんずん読める。

青春ロードムービー的な本です。

「歩行祭」という夜通し歩く学校行事を通して、

友情、恋愛、家族、模様を描く。

中学高校独特の、仲間関係などはなかなかリアルだ。

コバルトちっくな本だけど、やっぱりコバルトじゃないな。

うん、こういう話は好きだ。

青春したいと思った(最近よく思うな、年とったのか?)

コメント
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