マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

今一番強く望むのは、母の健康状態が安定していること

2020-05-02 | 母のこと
COVID-19感染拡大が収まる気配を見せない今、私の一番の懸念事項は、母の健康状態です。
母は、なんだかんだで毎年のように救急搬送されるほど、体調が悪化することがあります。
普段の生活で予防できそうなことは、なるべく実行しようと思いますが、その予防とは別に体調が悪化してしまうこともあり、非常に難しいと感じています。

母の持病
母の持病は、糖尿病とそれに伴う心臓の病気です。
また、高血圧もあるので血圧を安定させる薬も服用しています。
最近では、ポリープの炎症と出血によって貧血が誘発されて、昨年手術をしましたが、現在は経過観察中で、たまに貧血と思われる症状も見受けられます。

昨夜倒れた母
昨夜、といっても深夜2時過ぎでした。
私は眠れずに、自室で夜ふかしをしていたのですが、突然ダイニングで大きな音がしました。
驚いて様子を見に行くと、母が倒れていました。
すぐに声をかけると、返事もあり意識もあったので、上半身をサポートして起き上がらせました。

何をしようとしていたのか、と問うと、よくわからないという答え。
おそらく、一瞬意識が飛んでいたのでしょう。
はっきりとはわかりませんが、貧血の可能性が高いです。
しかし、そこまでひどくはなかったのか、何とか這いずって寝室まで自力で移動しました。

ここで、少し言い訳をしますが、母は太っていて、とてもではないですが私が抱え起こすことはムリです。
今回は、立ち上がることはきつかったのですが、上半身を起こすことは可能だったので、這って移動してもらいました。
もし、これで意識がもうろうとしていて、上半身すら起こせない状態であれば、間違いなく救急搬送要請です。

その後、少しの間横になっていると、何をしようとしていたのか思い出したといい、ラーメンを探していた、と。
これが、母の困ったところなのですが、昼間はほとんど寝ているために夜に活動しがちで、とんでもない時間にお腹を空かせて、食べるモノを探すのです。
何度もやめる努力をするように言ったのですが、聞き入れてくれません。

また、母は自分が立ち上がることがOKかNGか、という体調の変化を、自己判断できません。
というより、しようとしません。
いつまでも、自分が健康ですぐに立ち上がって行動できるものだと、思い込んでいる節があります。
自分の衰えを、認めたくないのでしょうか?
よくわかりませんが、母の世代はムダに我慢をする人が多いのか、気が付いたときには体調が悪化してしまっています。
もう少し、動ける状態のときに病院へ行ってくれたらいいのですが、本当にそういうところは、私も困り果てています。

とはいえ、今は病院へ行くのも難しい
平常時であれば、母を今日にでも病院へ連れていきたかったのですが、今は不要不急の外出自粛要請が出ています。
体調不良による受診は、要だし急にもなるでしょう。
しかし、COVID-19の感染が蔓延している今、病院へすら行くことが怖いです。
私はいいのですが、母が感染してしまった場合、持病のこともあり病状が重症になるリスクが高いと思われますし、死に至る可能性も高くなるでしょう。
病院へ行くことで、感染してしまう可能性も否定できませんし、しかし持病の症状が重症化してしまうと、また救急搬送要請しなくてはなりませんから、非常に悩ましい問題です。

母が感染してしまうと、とにかく大変なことになってしまうことだけは、私も想像できるので、私自身外出を控えていますし、買い物は1週間に1度にしています。
それでも、感染しない保障にはなりませんから、もしも母の持病が悪化してしまった場合の取るべき行動を、頭の中でシミュレーションしています。

母の持病が悪化したら
このブログを書いている時点で、すでにゴールデンウィークに突入していますから、とにかく連休が終わるまでは、母の持病が悪化しないことを祈っていますが、もし病状が悪化した場合は、以下のように行動することがベストかな、と思います。

【母の意識がありある程度動ける場合】
 1.かかりつけ医に電話相談後、指示に従う
 2.かかりつけ医に連絡が付かない場合は、いちばん近い救急指定病院の救急外来に電話相談
 3.来院を指示されたら、車で病院まで連れていく

【母の意識がない、あるいは自力で起き上がれず体力も消耗している】
 1.近くの救急指定病院へ電話相談
 2.電話相談の結果、緊急性があると判断されたら救急搬送要請(119番へ)

以上は、COVID-19に感染していないことが前提になります。
もしも、持病とは無関係と思われる症状が出ている場合(発熱、全身の倦怠感、咳、呼吸異常など)は、感染している可能性も高いので、自治体が指定している相談窓口に連絡することになります。

母もしくは私が感染していた場合
私たちのうち、どちらかが感染してしまったら、当然もう一方も感染疑いとなります。
この時、いちばん困るのは母が入院してしまう場合です。
私にも感染疑いがある以上、2週間の自宅待機を余儀なくされるため、母の入院期間中の様々な手続きや入院時に必要なモノを補充することができません。
近くに住む親せきに頼む方法もありますが、それは親戚に外出させることとなり、感染リスクを背負わせてしまいます。
その場合、自分はどう行動すべきか、サポートしてもらえる方法はあるのか、と考える毎日です。

我が家だけの問題ではない
我が家は、たまたま2人世帯ですが、COVID-19感染に関しては、何人家族であろうと私と同じ悩みに突き当たると思います。
家族が入院してしまっても、他の家族は自宅待機となると、入院している家族へのケアができなくなります。
このウイルスは、本当に恐ろしいです。
死に至るかどうかも当然のことならが、家族がフォローできない部分が他の病気よりも多すぎる。
誰かが罹患した瞬間に、お互いフォローしたくてもできない状態になってしまうのは、とてつもなく心苦しいと思います。

志村けんさんや岡江久美さんのご家族も、きっと苦しい思いをなさっていたでしょう。
また、いくら気を付けていても、感染してしまう可能性が決して低くないことを考えると、果たしてどれだけ家族を守ることができるか、不安にならない訳がありません。

しかし、悩んだところで自分たちにできることは限られています。
今は、とにかくCOVID-19に感染しないことを優先して考えて、母の持病については、頼むから数か月先まで安定していてほしい、と願うしかないです。


私のように、ご家族に持病があったり、あるいはご自身に持病がある方は、本当に不安な毎日だと思います。
私も、深刻にはなってはいませんが、今までにない状況にどこまで対応できるか想像もつきません。
本当に、一日でも早くCOVID-19の感染が落ち着くことを、願うばかりです。