マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

『新しい生活様式』とは?

2020-05-06 | 日々の暮らし
これ、もうご覧になりましたか?

OGPイメージ

特設サイト 新型コロナウイルス 専門家会議「新しい生活様式」の実践例|NHK

専門家会議は4日、「新しい生活様式」の具体的な例を示しました。

NHK NEWS WEB

 


こちらのリンクは、NHKの特設サイトですが、ザっと読んだ感想などを、今回は綴りたいと思います。

いつも感じる丸投げ感
このリンク先に記載されている内容だけではないのかもしれませんが、毎度毎度、国が国民に求めることと言ったら、
「あなたたちが努力すれば、何ら問題ない」みたいな感じを受けるのは、私が卑屈だからでしょうか?(苦笑)

今回の『新しい生活様式』は、私たちの“行動”にばかりフォーカスしていて、肝心のハード面についての支援や技術開発や提案が何もないのですよね。
あるとしたら「働き方のスタイル」のくだりくらいでしょうか。
とはいえ、結局企業努力と個人の努力がごちゃ混ぜになっているような提案です。

この生活様式、まじめに全部守れる国民、どれくらいいるのでしょうか?
短期間であれば、なんとかなると思いますが、長期間でしかも期限が予測できないとなると、早い段階でみんな生活が詰んでしまいます。

言うのは簡単ですし、科学的な根拠や医学的な根拠から言えば、当然のことばかりが提案されているのでしょうけれど、それを毎日続けろと言われても、不可抗力で守れないことが多すぎる気がします。

残念な『新らしい生活様式』
有名な著書みたいなサブタイトルになってしまいました(笑)
でも、今回提案されている内容は、どう考えても『新しい生活様式』ではなくて『我慢するべき生活習慣』としか受け止められません。
私が考える生活様式というのは、生活が劇的に便利になったり、過ごしやすさが増すことだとばかり思っていましたが、今回の提案は、今の生活からより窮屈な生活をしてください、と言われているようで、本当に残念な感じでいっぱいです。

この提案の中の「買い物」を例に挙げて、私の言いたいことを、さらに具体的に説明します。
 
【通販も利用】
利用環境が整っている人、家庭であれば、可能です。
ただ、支払い方法が代金引換やコンビニ支払いとなると、結局他者との接触機会が増えてしまいますので、新たな支払い方法を考える必要もあるのではないかと、思っています。
また、ネットスーパーの利用者数が増えてしまったがために、即日欲しいモノは買えない状況が続いています。
となると、流通の仕組みも新しく考える必要があるのではないでしょうか。

【1人または少人数ですいた時間に】
これ、私すごく気にしながら時計とにらめっこして、買い物へ出かけますが、平時には空いていた時間帯も、今は人が多いのですよね。
日本全国の来店型店舗が、ディズニーリゾートやUSJのように、混雑具合を常にアプリで見られるようにしてくれたら、なんとなく来客も分散されるような気がしますが、そういう提案はきっとないのでしょうね。

【電子決済の利用】
利用できない店、利用できないカードしか持っていない、など、まだまだ電子決済は発展途上です。
誰でも、どこででも使えるカードやアプリの開発や導入は、どこまで進んでいるのでしょう?

【計画を立てて素早く済ます】
してます。
していますが、そう簡単にはいかないのです。
食べ物ひとつ買うにしても、成分を確認しなければならなかったり、入っている数量を確認する必要があったりして、買う品を決めていても、いざ買うときには時間をかけなければならない人もいるのです。
我が家はネット環境が整っているので、あらかじめ、ネットで調べることもしていますが、詳しい成分表示や使用している材料の情報が載っていなかったりすると、結局現物を確認するしか方法がありません。
だから、予定よりも時間がかかってしまうのです。

【サンプルなど展示品への接触は控えめに】
これは理解できますが、そもそもサンプル品を触れるようにしていなければ、いいのではないでしょうか。
透明なアクリルケースやガラスケースに入れておけば、解決しませんか?
触るな、と言われても、つい手が触れてしまったりということもありますしね。
これについては、展示する店舗や施設にも要請してほしいですよね。

【レジに並ぶときは前後にスペース】
レジ前に、簡易なゲートを付けたり、レジスペースを広くとるよう、店舗に要請できませんか?
また、要請するにあたり、売り場改良のための給付金は出せませんか?
私が今まで訪れたスーパーは、レジと売り場の陳列棚の距離が近いため、スペースを確保しながら並ぶと、買い物中の他の人と接触してしまいます。
しかも、スペースを何人もの買い物客が通り過ぎます。
「密集」ではありませんが、ソーシャルディスタンスは無理です。
それから、商品が多くの人の手を介さないようにするためにも、無人レジ(自動レジ)の普及を真剣に考えたらどうだろうか、とも思います。

言い出したらキリがないのは、自分でも理解していますが、今回の提案が国民に「我慢」を提案しているだけに思えて、仕方がありません。
疫病の蔓延を防ぐために、いろいろな規制が必要なのはわかりますが、もっと具体的な対策、特に店舗側や企業側に提案や要請、そして支援金や給付金を出すことは、無理なのでしょうか。
国庫の運用については、素人の私なので、つい思い付いたことを言ってしまいますが、本気で『新しい生活様式』を考えるのなら、それくらい大きな変化が必要だと思うのです。

マスクの着用って結構苦しいですよね
感染防止対策では、マスクの着用を推奨していますが、今からの季節だと、どれだけ薄いマスクであっても、間違いなく息苦しくなります。

以前、真夏に風邪気味になってしまい、外気を吸うとのどが痛くなってしまうので、マスクを着けてみたのですが、とてもじゃないけど、長時間つけるのは無理でした。
口の周りと鼻の下には、多量の汗が吹き出し、暑すぎて口呼吸になってしまいます。
これでは、いくらマスクをしていても、予防の効果は半減するでしょうね。
また、布マスクであれば、おそらく数時間もしないうちに、マスクが汗でべとべとになるでしょうし、使い捨てだと汗の水滴が内側に溜まってしまって、これまた別の意味で不衛生です。

『新しい生活様式』を提案するのなら、それこそマスクの着用をしなくても、感染予防ができる方法を考えることは、無理なのでしょうか。
私は、効果を疑いつつも、インフルエンザや風邪が流行り始める時期に、鼻孔入口(内側)にワセリンを塗ります。
以前テレビで、鼻孔の周りに塗ることで、菌やウイルスが鼻の奥まで入っていかない(ワセリンにくっつく)という方がいて、半信半疑ではありますが、マスクを着けられない場所へ出向くときには、塗っていました。
もしかしたら、花粉症の方向けの対策だったかもしれませんが(ワセリンに花粉がついて、奥まで届かないらしい)、特に邪魔になるわけでも、見た目に変化があるわけでもないので、実践していました。

何が言いたいかというと、このようにマスクの代わりになる、例えばクリームやジェル、あるいは鼻腔内に入れるモノを開発して、多くの人がそれを使えば、それが本当の『新しい生活様式』になるな、と思うのです。
もちろん、この提案は国民に対して発しても仕方がないのかもしれませんが、電子機器を扱う企業がマスクを作れるのならば、どこかしらの企業による感染予防クリームの開発も、なんとか着手できるはずなのでは、と思ってしまいます。

働き方ではなく、働かせ方を新しくするよう言って欲しかった
働き方の『新しい生活様式』については、ほとんどの労働者が、「会社(職場)に言ってくれ」と思ったのではないでしょうか。
提案されている内容は、全て職場次第だろう、というモノばかり。
いくら、労働者が努力しても、職場が『新しい働かせ方』をしない限り、『新しい働き方』はできません。
にも拘わらず、今回の提案は個々に求めているように感じられ、無職の私でも不愉快でした(苦笑)

愚痴ですみません
ここまで内容を振り返ると、しょせん愚痴にしか読めませんね(笑)
しかしながら、きっと私のような愚痴を言いたい人は、大勢いるのではないかと思っています。

新しいアイデアや提案は、大多数の人が「それ、いいね」と思えることが大事です。
それが、一方的な発信内容なのであれば、なおさら人々が快く納得して享受できなければいけません。
今回提案された『新しい生活様式』については、真っ先に「それを習慣化するのは、つらい」と思ってしまいました。
私が少数派である可能性もありますが、果たして皆さんはこの『新しい生活様式』に、納得できたのでしょうか?
私は、納得できないし、そもそも『新しい生活様式』どころか、生活様式にすらなっていないと思いました。

日本は下水道を整備して、古い家や施設以外は大体水洗トイレが導入されていますよね。
私が幼いころは、まだ汲み取り式のトイレがたくさんあり、幹線道路を汚物汲み取りのバキュームカーが、定期的に走っていました。
ですから、現在のように、ほとんどの家や施設に水洗式トイレがあることは、長い年月をかけて便利で衛生的な世の中になった証拠だと思っています。

また、道路工事が多い日本ですが、その目的は渋滞緩和や事故発生防止、利便性の向上などですよね。
新しい道路ができると、通勤もレジャーも買い物も利便性が上がり、移動に費やしていた時間を短縮できるので、別のことをする時間の担保ができるようになりましたし、普段行かない場所へも行けるようになったりしています。

新しい生活様式って、そういうことだと思っていたのですが、私の認識が違っていたのかな?(苦笑)
なんだか、今回の提案は、少なくとも私と専門家会議のメンバーとの認識の差が大きすぎて、素直に受け止められませんでした。


本当は、ブログにこういう内容を書くことは、好きではないのですが、今回ばかりは私たちの生活そのものに対する提案だっただけに、言わずにはいられませんでした(苦笑)
普段、立派な思想なんか持ち合わせていない人間なのですが、まあ、思想も専門知識もないヤツが、何か書いてるわ、くらいの気持ちで読んでいただけたら、と思います。
ここのところ、私のブログを読んでくださる方が、少しだけ増えたようなので、書く内容にも気を遣い始めました(苦笑)
といいつつ、今後も思ったこと、体験したことを、何も考えずにアップしていこうと思っていますので、よろしくお願いします(笑)