昨年は尼崎で開催された秋田民謡西日本大会に今年も参加いたしました。
今年は東成区民センターです。車で約30分!
建物は結構新しく設備は最新です! 10時30分開演で最初の出番は6番ということで、
9時に本部教室を出発、9時30分には到着したのですが、リハーサルの部屋が狭い!
2~3組が同時に音を出すので何を唄っているのか? それでも何とか午前中の出番のメンバーの声出し終了♪(>_<)
当日司会や進行に大忙しの綾野ちゃんにも唄囃子を応援して頂きます。
6番 『秋田船方節』 寺前功美子 三味線・嘉菊、嘉桜 太鼓・遠藤小百合先生 尺八・嘉松 唄囃子・柴田まり子、森 綾野
26番 『秋田船方節』 柴田まり子 三味線・嘉菊、嘉桜 太鼓・遠藤小百合先生 尺八・嘉松 唄囃子・寺前功美子、森 綾野
45番 『秋田節』 松本紀子 三味線・嘉菊、嘉桜 太鼓・遠藤小百合先生 尺八・嘉松 唄囃子・寺前功美子、柴田まり子、森 綾野
68番 『秋田おはら節』 藤井たつ子 三味線・嘉松、嘉桜 太鼓・寺前功美子 尺八・米谷大輔先生
当日の三裕会メンバー ♪
インスタ仲間の野坂恵子さん、
湊 由加里先生も前年度優勝者の綾野ちゃんの唄囃子のために来ていました。
秋田県各地の後援の盾・カップ 使用品のお米! テーブルの上に満載です。
レベルの高いコンクールです ♪
なかなか入賞するのは至難の業です。良い勉強の機会です。
チームとしては三味線の調弦や伴奏に問題があったり!
唄の習熟度が半端であったり! 反省点が山積ですが、これも体験ですので、
今後も積極的に参加していただきたいと願っています。♪ (^_^)
優勝は『秋田港の唄』 後藤緋奈子さん!
7月の産経民謡大賞ではヤングフェスティバルで優勝した『はぜとり唄』で挑戦されます。
優勝者と尺八伴奏の大輔先生、前年度優勝者の森 綾野ちゃん、師匠の湊 由加里先生とのワンショット!
当日の専属伴奏の先生方の三味線・尺八・唄囃子・太鼓!
どれをとっても最高の見本です。
本部教室のメンバーとして参加してくれた皆さんが、
その辺を自分の物として見て感じて盗んでいただけたかなと思った一日でした。(笑)
思えば私がカラオケ喫茶で成世昌平の「三十石船哀歌」を歌ったとき、Yさんが『堀辺君、また新曲出し
たんやねえ、昔から三味線はいまいちやったけど歌はうまかったなあ!』と言われて、若い頃一緒に彼と
三味線を習ってたのをはじめて知りました。それから民謡のことをいろいろ教えて頂きました。
当日もカラオケの友達でもあるYさんと一緒に聞きに行きました。おかげでこの二年、私も民謡に
なじむようになって有難く思っています。頂いた尺八もたどたどしく吹くようになり老後の楽しみも
増えたのが嬉しいです。パソコンに長年馴染んでいるので、藤井先生のブログも見るようになり
それを羅針盤として民謡の世界を彷徨っている今日この頃です。
今回の秋田民謡大会でまた新しい世界を覗き見ることが出来ました。ちょっと遅れたので寺前さん
の歌を聞けませんでした。柴田さんの歌の演奏が始まってすぐYさんが『音が違うけどわかるかなあ?』
と私に耳打ちされましたが、私は『そんなん全然わからんなあ』と聞いていると、ちょっとして梅朝先生が
何度か手を振りかざしてやり直しを命じられました。へえ!Yさんていい「聞く耳」を持っているんだと、
あらためて見直しました。
さらに、三味線コンクールで森綾野さんが弾かれた「長者の山」の時、Yさんが『二の糸が音違ってるわ』
と言われましたが、私にはそりゃ全く分かりませんでした。後でYさんに『なんでそんなこと分かるねん?』
と聞いたら『音が違っていると気持ちが悪いねん』と言われました。音楽って耳からの情報だけど身体で
感じるものなのかなあ?と思った次第です。カラオケで音が外れていても何とも感じないで聞き流している
私の感性がどうもおかしいみたいす。
私が最も印象深かったのは、尺八の素晴らしい演奏を聴けたことです。若手の演奏家なんぞ何人も
おられて尺八も将来の希望があるのかなと思った次第です。それに結構高齢の方も大勢吹いておられた
ので凄いことだなあと、感心した次第です。Yさんが最も感動されたのは「荷方節」の演奏だそうです。
若い頃、藤本流で学ばれ民謡酒場で演奏されていたそうですが、その間に津軽三味線も勉強されて、
秋田三味線も練習されたそうです。しかし「荷方節」だけはどうしてもマスターできなかったそうです。
それを何人もの方が演奏されたので素晴らしいのを聞けたとすごく喜んでおられました。また新しい世代に
民謡が受け継がれているのをとても喜んでおられました。
コンクール出場者の方は皆さん長年歌われているのか、藤井さんはじめ皆さん素晴らしい歌唱力で、
個性が光って感心いたしました。それに「長者の山」や「生保内節」すらまだまともに歌えないレベルの
私ですが、三味線コンクールのバックで交互に歌われた若手の歌い手さん二人の圧倒的な迫力には、
度肝を抜かれました。またの機会には是非聞きに行きたいと思っています。
以前ブログを書いていた習性で、長いコメントですみませんでした。
三味線伴奏をするには最低限の調弦技術があって当たり前ですが、なかなか完璧に出来てからでは間に合いません! これも経験です。舞台で失敗して落胆し、それでも次回は何とかしたいと思う気持ちが芽生えて練習を積みます。どこまで負けん気があるか? 無ければそのままです。三味線の弦を止まらず修正する臨機応変な地力をつけてもらうことが普段のお稽古です。
専属伴奏の三味線・尺八・太鼓・唄囃子・唄付けの
各先生方の実力は最高です♪(^_^)
身近にそんな先生方とお付き合い出来る環境に感謝しています。