ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

進歩主義は崩壊したか?

2005-06-27 23:07:58 | Weblog
昨日よりは今日、今日よりは明日、というように進歩していくこと、前進していくことを、私はずっと理想だと思ってきました。

しかし、最近、本当にそうなのだろうか? と懐疑が芽生えているのです。

進歩というからには、発展段階説や理想像や目標とするもの・人などがあると思うのですが、ホンネでは、そんなもの何もありはしないと思ってしまうのです。

昭和の時代には、芸能、スポーツなどで、スーパースターがいました。

相撲、プロレス、野球、歌謡など。自分とはかけ離れた才能があり、異次元の人たちが、確かに存在したように思うのです。

現在でも、イチローなど驚異的な才能を発揮する人たちがいますが、それは特定分野での才能であり、総体としては、異次元の人たちとは思えないです。

日本経済が右肩上がりであれば、イチローも、かつての銀幕スターのような、特別なスーパースターになっていたかもしれません。いまでもスーパースターですが、若干ニュアンスが違います。

進歩主義の崩壊が、スーパースターの死の要因だと思えてなりません。

成熟した社会の中で、成長期とは異なる価値観、目標、ライフスタイルの熟考が、ひとの幸福を最も左右するファクターだと思いました。
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夏 ほととぎす

2005-06-27 00:28:58 | Weblog
今日も東京体育館に行って、1,500m泳ぎました。

毎日、泳ぎたいですね。できれば、午前中に。でも、自営業でもなければ、無理でしょうね。

今日は、知り合いと話して、仕事がきついというような話を聞きました。
けっして楽しいものではないと・・・。
私は、仕事がきついとは思いませんが、達成感のないまま終わってしまっては残念だと思います。

先ほどから古今和歌集の夏の歌を読んでいたのですが、いたるところに、ホトトギスが出てきて、全くぴんときません。

私には、ホトトギスの鳴き声に夏のリアリティを感じないからです。

現在の都心で、私が住んでいるマンションから夏にホトトギスの鳴き声を聞くことはないと思います。私の知らないところで、啼いているのでしょうか?

春の歌で、紀貫之がうたった「袖ひちて 結びし水のこおれるを 春たつ今日の風や解くらむ」は素晴らしい歌です。

イマジネーションが秀逸ですね。夏の頃に袖を濡らして掬った水は、冬に凍ってしまったけれども、立春の暖かい風が、解かしていることであろう。

立春(2/4)から、八十八夜で、ゴールデンウイークの頃に茶摘が始まります。

こういう日本の季節感には、本当に心を打たれます。

21世紀の日本で、古今和歌集を編纂するとすれば、夏は何を題材に詠まれるのでしょうか?

やはりホトトギスなのでしょうか?

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