ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)

2016-07-13 07:26:25 | Weblog
「中国4.0 暴発する中華帝国 (文春新書)」 エドワード・ルトワック (著)・奥山 真司 (翻訳) 、もうすぐ読了するのですが、私には、この本はすごく良いです。

2000年以降、「平和的台頭」(中国1.0)路線を採ってきた中国は、2009年頃、「対外強硬」(中国2.0)にシフトし、2014年秋以降、「選択的攻撃」(中国3.0)に転換した。来たる「中国4.0」は? 危険な隣国の未来を世界最強の戦略家が予言する!

・中国1.0(2000年以降):平和的台頭
・中国2.0(2009年以降):対外強硬
・中国3.0(2014年以降):選択的攻撃

以下、ネタバレ!

来たる「中国4.0」は? ”南シナ海からの撤退”です。そうなったらいいですけどね。

以下、amazonカスタマーレビュー の一人のコメントから。コメントというよりは、本文そのままなのですが。

中国は「平和的台頭」をしたところまではよかったが、「世界に対して『百年国恥』の借りを返してやりたいという感情」に支配されて対外的に強硬な主張をするようになった(「中華民族の偉大なる復興」!)。これが「周辺国の政治面での変化を促し、これが中国に対抗する形となり、反中同盟結成への動きを加速」させる一方、反腐敗運動という暗殺のリスクを冒してまで共産党体制を維持しようとする習近平は「G2」というアイディアに飛びつく。中国はなぜいつもこのような独り善がりな判断をするのか?その原因は中国が「内向き国家」であり、さらに情報フィードバック・システムが機能していないことを指摘する。

日本は中国が「巨大で不安定で予測不可能」であるというリスクにきちんと向き合うべきであり、最も効果的な対処法として「封じ込め」を進言する。「アメリカとの連携は最優先」ではあるが、中国が尖閣に上陸すればすべての政府関係組織は「予め用意していた対応策を即座に実行に移す」べきとする。「他国の島をとって基地を建設してしまうような中国に対抗するには、島を占拠されても、誰にも相談せずに迅速に奪還できるメカニズムが不可欠である。国家が領土を守るには、そういう覚悟が必要なのだ」。アメリカや国連に相談しようなどと言っていたら島は戻ってこない。「ウクライナがそのようにしてクリミア半島を失ったことは記憶に新しい」。

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