フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

いけばな(モダンフラワーアート)コース開設 

2015年12月04日 | フーちゃん作品

私が開催しているフラワーアレンジメント教室で、
来年度1月より「いけばなコース(モダンフラワーアートコース)」を新たに開設することにしました

(現在は、ヨーロピアンスタイルの生花フラワーアレンジメントコース、
それと並行してプリザーブドフラワーコースの2コースでレッスンをしています)

「いけばな」と言うと、~流という流派があるように感じますが、
この「いけばなコース」では、日本古来のいけばなを、難しい作法や風習にとらわれずに、
西洋のフラワーアレンジメントの発想から捉えた
斬新でモダンなデザインを楽しめるコースです

今日は、初めての方が「いけばなコース」の体験をする時の花材で
作品をつくってみました

「いけばな」コースでの作品を作る際は、フローラルフォームは使用しません
剣山もしくはアルミワイヤーで花材を留めます
また、花器もバスケットではありません



体験花材に付属している花器は15センチ四方で高さ4,5センチの重箱のような形です
それから、プラスチックの剣山です

こちらが今回の花材
ニューサイイラン2本、モンステラ2枚、クッカバラ2本、ベアグラス8本、
白いバラ6本、ピンクのバラ2本
白いデンファレ2本、黄色いオンシジューム2本、
結構多いし、今日の白いバラはとても大きい!



ちょっとこの黒い花器は小さすぎるような気がしたので、急遽、花器は変更することにしました



信楽焼の器です
直径25センチほど

ここに、先ほどの剣山を置くのですが、プラスチック製なので、そのままでは
花材が重くてひっくり返ってしまいます



この黒い塊
剣山を花器に固定するフィックス、ガムのようなネトネトしたものです
このフィックスで剣山を固定すると、驚くほどぴったりとくっついてビクともしません

さて、「いけばな」コースの作品は
基本的には花の種類、そして、本数が少ないです
少ない花材でありながら、それなりの大きさの作品を作るためには
作品のデザインの中にゆったりとした空間を取り入れることがとても重要です

例えば、今回の体験デザインでは、ニューサイイランを直線的には使わずに、
こんな風に使います



折り曲げて、三角形のような枠を作ることによって、空間を取り込んだことになりますよね

モンステラやクッカバラも大きくゆったりと配置しています



おっと!クッカバラを剣山に挿す時に、ニューサイイランに自分の手が接触!
ちょっと角度が変わってしまいました💦

直します!

さて、この後はフォーカルになる白いバラから花材をどんどん入れていきます
ちまちまそした印象にならないように、大きく伸びやかに花材を配置していきます

そして、完成した作品がこちらです😊



ニューサイランで作った三角形の枠の中にフォーカルポイントとなる白いバラを1輪
この白いバラが一番茎が短い花です

その他のバラは茎を長くして、伸びやかに外側に放射状に伸ばしてみました

デンファレ2本、オンシジューム1本はそのままの長さで使っています
残り1本のオンシジュームは少し切り分けをして短いものを数箇所に分散しています



ベアグラスは5本と3本に分け、大きな柔らかい曲線に見えるように配置しました



横幅80センチ
高さ40センチ
奥行き60センチ


花数も種類も少ないので普段のフラワーアレンジメントよりもスッキリとした印象ですが
花のアップダウンをはっきりとつけているので、メリハリが効いていますし、とても優しい感じのアレンジに仕上がりました



今までとは、少し雰囲気の違う作品作りを楽しめるコースだと思います

来年1月は西宮教室と西神中央教室の2教室で先行開催
4月よりすべての教室で「いけばな」コースを開催する予定です😊



















コメント
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