いけばなコースの花材でオリジナルデザインの作品を作ってみました
「絡まり」を表すカリキュラム花材でしたが、
石化エニシダの先端が「の」の字になるほどのカール
とても特徴的で個性的な先端部分です
この「の」の字にカールしている方向に全ての花材を流してみたら面白いかも~
と、デザインしてみたのです
ちょうど、テキスト掲載の花器と同じものを持っていました
この花器の地模様も植物の葉がクルッとカールしている可愛らしい模様ですね
最初にアルミワイヤーをグニャグニャと丸めて
花材を引っ掛けられるような補助ラインを作っています
このアルミワイヤーのグニャグニャラインが
絡まっている感じも少し演出しています
石化エニシダの「の」の字部分がほぼ花器の中央に来るように
エニシダの茎はゆっくりと溜めを効かせて曲線を作っています
また、エニシダに限らず、溜めの効くものは全てある程度の曲線ラインを作っています
やりすぎると、ペコッと折れそうになるので、慎重に慎重に・・・
右側には「Y」の字に先端が割れたエニシダを配置
全体的に花材が右側方向い流れるようにしていますが、
この「Y」字のエニシダの先端はあえて見えるようにしてみました
ちょっとしたアクセントみたいで面白いです
少し上から見るとこんな感じです
内部がゴチャゴチャに見えますが、決してこんがらがっているわけではありません(笑)
少しずつ高さを変えながら、花材を挿し混んでいるだけですよ
コデマリやブプレリュームはかなり葉を間引いています
白い手まり状の小花は残していますが、緑の葉はそのまま付けているととても重くなってしまいます
また、ブプレの葉も丸っこい葉で大きいものは取り去っています
最後にミスカンサスで絡まりや流れのラインを補強するのですが・・・
今回のミスカンサスは縦シマ模様ではなく、とても濃い緑色
これ、とっても目立つのです💦
1本入っただけで、その部分がとても目につく!
だから配置場所がとても難しい!
結局、正面付近には入れられませんでした💦
仕上がりは大体イメージしていたものに近いものができました
「フワッと軽く、少し絡まってる感を持ちつつ優しい風に身を任せて右方向になびいている」という作品です(あはは😅)
あ~、でも、難しかった~😅
いけばなコースの作品は、素材となる花材の姿を美しく見せるデザインが多く、
ゆえに、少し癖のある花材が入ります
その花材にちょっと手を加えて、さらにその花材の姿を強調する
テキストの参考作品の写真を見ると
どうしてもその形にそうしなければならない!と考えてしまいますが、
私はもっと自由にいろいろ試していいのではないか、と、思います