Basicの基本形の中で作るブーケには
「ラウンドブーケ」と「ティアドロップブーケ」があります
今回は生花での「ティアドロップブーケ」です
ティアドロップとは、このように雫を逆さまにしたような形ですね
デザインの上半分は1/2円のアウトラインに作るので
中心から1、3.4はすべて同じ長さに設定
②は目安として中心から1の長さの約2倍までにすると可愛いですね
実際に作った作品はこのような感じです
実はこれ、「ラウンドブーケ」用の花材でしたが、バラの花がとても開いてしまったので、
ラウンドにおさめようとすると、なんだかパンパン!になりそうでした
ティアドロップにすると、少し花材が下方にも配置できますので
ちょうどいい感じに仕上がりになりました
1、3、4 は中心点から10~15センチが目安サイズですが
15センチで作ると(つまり直径30センチ)、とても大きくなってしまいます
私が作ったこのティアドロップの場合、1、3、4、は11センチ、すなわち、最大横幅は22センチ
2は1のちょうど2倍、すなわち22センチで作りました
そのサイズでも十分見応えある大きさです
ちなみに、横から見て一番高くなるフォーカルポイントの高さは13センチです
ブーケホルダーで制作する場合、デザインのアウトラインを大まかに作ってから
花材を配置したほうが作りやすいですね
この作品も、1、2、3、4、そして中央のフォーカルポイントをまず最初に配置しています
3から2に、4から2に、ゆるやかな曲線でつながるように、輪郭線を作っていくことが難しいかもしれません
横サイドから見た場合も、1からフォーカルポイントに、フォーカルポイントから2に輪郭線をつなぐことも忘れないようにしなければなりません
これは上面から見ている状態です
左サイドからフォーカルポイント、フォーカルポイントから右サイドへの輪郭気をつけましょう
輪郭のラインと、もう一つ気をつけることは花材の配置場所です
縦横に十字を切ったように同種類の花を配置してしまうと、可愛さが半減してしまいます
フォーカルポイントの花を決めたら、手持ちの花をよく観察して幾何学的にならないような配置を考えてみましょう
さて、ブーケを作った後、実際にどのように飾れば良いのでしょうか?
レッスン用のジョイント棒にブーケーホルダーの持ち手をそのまま垂直に差し込んで飾る場合が多いと思います
または、この写真のように、ちょっとおしゃれなブーケスタンドにブーケホルダーの持ち手を挿して少し傾いた状態で飾る場合もありますね
でも・・・
ブーケホルダーのボール状のフローラルフォームはとても小さく、
これだけの花材を挿しているとあっという間にフローラルフォームに含まれていた水は無くなってしまいます😢
ゆえに、意外と早く花が萎れてしまうのです
私は家ではこのような細長いガラスの花瓶にブーケホルダーの持ち手の下にあるキャップを外して
花瓶には水をいっぱいためて差しています
せっかく作ったブーケ
できるだけ長くお花が綺麗に咲いていて欲しいですものね