フーちゃんの花日記

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のアレンジメント教室を
神戸、芦屋、西宮で開催しているフーちゃん先生の花日記

はじめまして

ブログを見に来ていただいてありがとうございます。 アレンジメント教室での生徒さん制作のレッスン作品を「今週のレッスン」「プリザーブドフラワーコース」「エクセレントコース」「いけばなコース」で紹介しています。 私フーちゃんが作ったアレンジメント作品は生花アレンジもプリザアレンジも「フーちゃん作品」にまとめています。 その他、お花以外のこともいろいろ書いています。 見てもらえると励みになります。

パンプキンリース 作ってみました

2015年10月17日 | フーちゃん作品

10月のエクセレトコースの「パンプキンリース」
今日のレッスン教室で、私も花材を取り寄せ、作ってみました


花材としてきたカボチャ
かなり大きい!なんと、直径11センチ!高さ7~8センチです
それも一人2個!



え~~~😅 どうしよう💦

ためにしリース台に載せてみると、こうです



ありゃりゃ~
こんな大きなカボチャを2個もリース台にのせたらお花が目立たなくなちゃう~😭
2個を使うにしても、色とか形が異なっていればまだ良かったのですが、ほとんどおんなじです😓

今日、お教室で作れらた生徒さんは、やはりカボチャがあまりにも大きすぎるというので、1個だけにしていました

でもね~、アレンジの題名が「パンプキンリース」なので、
やはりカボチャの存在は重要です

実はこんなこともあろうかと、自前のおもちゃカボチャを用意していたのです
こちらです



色と形の異なる、小ぶりのカボチャ2個です
花材のカボチャは大きいけれど美人のカボチャなので、1個は使うことにして、
残りの1個の代わりに、私の自前のカボチャを使うことにしましました
例えば、こんな感じかしらね~



結局3個のカボチャそれぞれが色形、大きさが異なる組み合わせにしたのです

さて、このアレンジ
一体どの花材から配置するかと言いますと、この、大きなおもちゃカボチャからなのです

カボチャを配置する部分のフォームは少し多めに面取りをしておきます
また、カボチャのお尻の部分に他の花材の茎を刺しておき、
その花材の茎をフォームにさしてカボチャを固定します





こんな具合です
少し斜めに挿すことも可能です



アレンジとしては、かぼちゃ3個が真上を向いていると変です
3個の向きをそれぞれ変えなければなりません


さあ、この後、どんなリースができたかと言いますと



真上から見ると





リース台のもとの直径は20センチですが
実際の完成したリースの直径は32~33センチあります

左斜め上の、花材としてきたカボチャが出来上がりのリースの中で、
大きすぎて馴染んでいないように見えるのはよくありません

となると、最低これぐらいの大きさのリースになってしまうわけです

一応、両面構成で、どこから見てもいいように作りましたよ😊

右側から


左側から


後ろ側から


いかがですか? どこから見ても違和感はないと思います

花材はグルーピングしています
同じ種類の花は少しまとめて配置しますが、
ただし、花の高さは少しずつ変えます
表面が綺麗に揃いすぎるのは可愛くありません
リズミカルなアップダウンを付けて、
軽やかさをだしましょう

また花材の色
どの色の隣にどの色を合わせるか
配色にも気をつけます

今回はグリーン素材はユーカリ
そして生の葉ではありませんが「ファーガス」というプリザ加工された赤茶色のリーフ
このファーガスの入れ方も重要です
2~3枚葉っぱが付いた小枝のまま挿したり、1枚ずつワイヤリングしたりして
葉の向きに注意しながら生き生きと見えるように配置しました

あ、ちなみに、正面のレモンイエローのバラ2輪は自前です
花材の黄色いバラが、開き方が小さくて、ピンクのスプレーバラトほとんど同じ大きさしかなかったので、
自前のバラを2輪プラスしたわけです

そうそう、今日の花材にはグロリオーサも入っていましたので、
これも使いましたよ!
どこに入れようかと悩みましたが、ここです!









🎃 ハロウィン 🎃   
賑やかで可愛らしいリースができました 😊






















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エクセレントコース 10月 パンプキンリース

2015年10月16日 | エクセレントコース

10月といえば、ここ数年、ハロウィンで盛り上がる月ですね

アレンジメントでもハロウィンに因んだ作品を幾つか作ります
今月のエクセレントコースが、このハロウィンアレンジメントになります

「パンプキンリース」
かぼちゃリース?

そうです、テーブルに置いて飾るリースの花材にかぼちゃを使ったデザインです

テキスト掲載の写真では可愛い小ぶりのおもちゃかぼちゃだったのですが~😅

今日は、え?これ?と、ちょっとびっくりするほど、立派なおもちゃカボチャがきました

それも一人2個!

1個使うのか、2個とも使うのかは、作る人の自由です













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ラウンドいろいろ

2015年10月16日 | フーちゃん作品

昨日の「ラウンドの作り方」の続きです
過去に作ったいくつかの「ラウンド」の作品です

トルコキキョウとヒバ



ピンクのバラとカーネーション、ユーカリにカスミソウ
ポイントにグレーのサテンリボン



赤い大きなバラとピンクのカーネーション、レザーファンとアイビー



赤いバラとヒバ、ゴールドの松ぼっくり、赤の綿の実などクリスマス花材



赤いバラと赤いカーネーション、レザーファンとスギ これもクリスマスバージョンです



トルコキキョウ、デンファレ、ユーカリとスギ
中央にシルバーのキャンドルを立てると、これもクリスマスのアレンジになります



グリーンの小菊とブルーリンドウ
夏の時期に作りました



赤紫系の菊大小と白の菊、赤いケイトウ、薄紫のリンドウ
こちらは秋に作りました
結構お気に入りです



手元に残ったいろいろな花で作ってみました



これからも時々、ラウンドを作った時は、こちらに追加していく予定です😊

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すべての基本「ラウンド」はこんな風に作ります

2015年10月15日 | アレンジメント 基本形(Basic)

10月も半ばに入りました
ここのところ、気候も良く、とても過ごしやすい日々が続いていますね😊

さて、今週の金曜日から、わたくし、フーちゃんのアレンジメント教室では
秋の体験レッスンが各教室で始まります

何か新しいことを始める時期といえば、「春」の季節をイメージしますが、
今のこの「秋」の季節
花の色がしっとりと深く落ち着いた美しい色になる季節です
また、ハロウィン、クリスマス、お正月といったお花が華やかさをプラスするイベントも続きます
自分でアレンジしたお花があれば、テンションも上がりますよね

フラワーアレンジメントを始めるには、良い季節かな?なんて、思ったりします😊


さて、今までアレンジメントを一度もしたことのない方が体験レッスンに参加した時には、
「ラウンド」というデザインを作ります

こんな形です


バスケットの花器の上に、ボールを横半分で切ったような形を作ります

上から見ると、まんまるに見えるように、そして、真横から見ると半円のように形を作っていきます

もちろん、今まで 一度もお花のアレンジの経験のない方に作っていただくデザインなので、
簡単といえば、簡単と言えます

でも、このラウンドを「綺麗に作る」のは、実はなかなか大変かもしれません💦

この「ラウンド」の作り方、いろんなやり方があるとは思いますが、
今日は、私、フーちゃんが体験レッスンの時に解説している手順をご紹介します

まずはこんな風にバスケットにフローラルフォームをセットします
フォームの上面に縦横の辺を2分割するような線を引きます



2本の線が交わった交点にこのラウンドの丸みの一番高くなる花をまっすぐ垂直に挿します
ラウンドは底辺のアウトラインが円になりますので、中心(高さの花を挿した交点)から半径が同じになるような花材を前後左右、4箇所に挿します



この時、前後左右に挿した花材は決して下向きに下がらないように、気をつけます

底辺の4ポイントの花の間間に、さらに半径が同じになるような花材を挿します





花材に花以外のグリーンが2種類ある場合は、さらに底辺部分をグリーンで作っていきます





このアレンジを作った時は、グリーンとしてレザーファンとタマシダを使っています

ここまで底辺をしっかり作っておくと、この輪郭から花材がはみ出ることはないですよね

さて、この段階でアレンジを真横から見ると、このようになっています



フォームの上面には一番最初に挿した花が1本だけ
先ほど底辺で使った2種類のグリーンを、この花の周りに、ぴったりと添うように配置します



この段階で中央の花の周りに、グリーンを配置しておかないとだんだん自分の指が入らなくなってきて、最終的には中心の花の周りに隙間ができてしまうのです

次にフォームの上面に2種類のグリーンをランダムに挿していきます
こんな感じですよ😊
もちろん、半球状になるように、グリーンの長さは気をつけます



何もない空間に、アウトラインが丸くなるように花を最初に挿すのは、経験のない場合とても難しいと思います
花材を切る時の長さ、花材を差し込む角度、何もないところに、イメージして花を挿すのはドキドキしますよ

このように、グリーンで少し肉付けをしておくと、お花がぐっと挿しやすくなります

上から見ると、こんな感じになっています



ここまで出来たらあとは楽々~
お花を丸くなるように挿していきます

バラなどの大きな花は、その時の種類や本数によって、規則的な配置をしても良いでしょう
でも、すべてをあまりにキチキチに規則的にしすぎるのもあとが大変になってきますよ





作品を作る時は、いろいろな角度から自分の作品をよく観察して、長さや角度、面の状態を確認することが大切です

バスケットをクルクルと回して、よーくみてくださいね

どんどん、花を挿していきます

で、

完成に近くなってきました

花と花の間をさらに小花で埋めていきますが、花と花がくっつかないように気をつけます
カスミソウなどの小花も入れます

こうして出来上がったラウンドがこれです



このラウンドの作り方は極めて基本中の基本で、経験の少ない方向きです
いつもこの手順でしなければならない訳ではありません

          

ラウンドという形、実はすべてのデザインの基本になりますが、実際、レッスンで一度作ると、
それ以降、ラウンドを自分で作る方は非常に少ないようです
私の教室でも「ラウンド、あまり自信ないわ」という声をよく聞きます

ラウンドは気軽に作れる、馴染みやすいデザインです
使用する花器や花によってとても雰囲気が変わります

手元にお花がある時、ただ、花瓶に投げ入れてしまわずに、
ラウンドを作ってみてはいかがでしょうか

ラウンドが綺麗に作れれば、プレゼントにもできます🎀

ぜひぜひ、やってみてください😊





































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オータムローズ ~パープルカラーがバラの色を魅力的にひきたてます~

2015年10月14日 | フーちゃん作品

今週のレッスンデザインは、

スターグラスというドライフラワーと何色ものバラの花を合わせたアレンジメント

オータムローズです

私も作ってみました

スターグラスって、私も初めて見るドライフラワーです
生のときはどんな感じなのでしょうか?
今回はパープルですが、きっとこれは着色されているものだと思います



私は4束で作りました

4束を10束に小分けし、フローラルフォームに挿すための脚をつけます
私は割り箸を使いました

このように、最初にスターグラスで作品の大きさを大方決めます
高さと横幅の目安になるようなものを挿しておくわけです



左側面から見ると



後ろ側のスターグラスは後ろに傾斜をかけてかなり斜めに挿しています

奥行きをつけるためです

上部は扇のように広がりをつけます

バラの花もかなり茎を長めにしてアレンジの上の方に花を配置します

花器口の部分でフォーカルポイントに当たるような花を配置します
私はスタンダードバラ10本を上部に、花器口のフォーカルポイントに当たる部分に3本使ってみました

こんな感じにしてみました



少し上から見ると



上部にはスタンダードバラ10本の他、スプレーバラ2本、ヒペリカム3本も入っています
豪華ですね~😊

左側面からは



右側面からは



側面から見ると、奥行きをかなり深く作っているのがわかりますよね

上部の扇形の広がりを花器口でキュッと絞った感じにしたかったので、
花器口の辺りはリーフ類もそれほど横幅は出さず、また、フォーカルポイントになるバラも3輪が前後に少し重なるように配置してみました



3輪のバラの花の高さを明確に変えています
作品のサイズが大きいので、これぐらいはっきりと高さの差を出さないと、面が揃ったように見えてしまいます



パープルのスターグラス
実際に作ってみると、本当にバラの色を綺麗に引き出してくれています
とっても素敵な作品ができました












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