たとえばミラーボールが回っていて、その果てしなく球体に近い何面体に光が当たって、それぞれの光り方が違うのをちゃんと説明しろって言われたら・・・すごく難しくて、ただただそのきらめきをぼんやり眺めるだけで時間が過ぎてしまいますよね。
Velvet Mellowのツアーファイナルはそんな感じでした。
ファイナルであり、初企画イベントだったので、彼らの選んだアーティストやバンドが登場しました。ゆえに、なんとも素敵な方たちばかりで、ゴージャス極まりない、もう福袋が大当たりしたような内容でした。
5時半スタートといういつもにない早い始まりのため、仕事始めの日で会社のあった私は5時5分に会社の前にタクシーに来てもらうよう予め予約し、それに飛び乗って、無事5分前に到着しました。
そして、始まったのが私がもうChairというバンドの時代からずっとその音楽の世界を大切に思っているアーティストの山口茂さんのライブでした。アコースティックでありながら、男気あふれ、でも決して押し付けがましくない男気で、いつも心を浄化してくれるそんな音を言葉を紡いで会場を満たしてくれる彼のライブにひたる時が私のやすらぐひとときです。たとえ悲しい恋の結末を歌った曲であったとしても、彼の歌にはかならず光が射しています。どこかに希望が残っています。それは恋に限りません。生きている毎日に光をくれます。私はそんな彼の曲が多くの人のもとに早く届けばいいのに・・・って本当に願っています。
新曲「風便り」・・・とてもせつない歌詞から、ある人の恋物語のその後を感じて胸にぐっときました。おそらくこの登場人物たちはかつて「ガーベラ」という曲だったり「雪解け」っていう曲だったり、Chairというバンド時代の時の曲にも登場しているのではないのかな~って・・・
もちろん、それは違うのかもしれません。あくまで私が勝手に繋げてストーリーを描いただけですから・・・でも、繋がっていたとしたら、ものすごくせつないです。主人公のその人に言いたいです。
愛が深ければ深いほど、忘れるには年月がかかりすぎます。でも、明日、そんな過去の愛ですら自分史に刻んだできごとにしか思えないような愛がやってくるかもしれないんです。いや、もうすでにとなりにあるのかもしれません。でも、そういう風に過去の人への思いやりも忘れない主人公の人間性に心が温かくなります。
いろいろな事を考えながら、でも心はやっぱり浄化されました。
2月にソロとして初のCDが出るのでそれが楽しみです。
私のいる会社の食堂でライブしたらすごいよ・・・って言ったら「え、食堂ですか~」っておそらくちっぽけな食堂を想像したんでしょうね。でも、実際はそこが講演会場に変身してしまうほど、テレビ中継もできちゃうほど大きな場所なんですよ。軽く300人は入るぐらい・・・スタンディングならもっといっぱい詰め込めますよ(笑)
2番目はメカマリーというバンド。初めて見ました。もちろん音楽も初めて聴いたわけで・・・
3ピースバンドでドラムだけ女性。この女性がすごく激しくてかっこいいドラミングをするんですよ。かわいい感じの人なんですが、打ち方がどこかマキシマム・ザ・ホルモンのなおちゃんを彷佛するというか・・・しびれました(笑)
そして、ここのベースさんがまたいいムードをかもし出している。それでいてベースの音でしっかり音を包み込んでいるんです。
そして、ボーカル・ギターさん。あなたのその激情ぶりが素敵でした(笑)感情丸出しで動きがはちゃめちゃで、でもいい歌いっぷりで・・・ちょっとNorthern19のボーカルさんを思い出しましたが・・・顔じゃなくて話し方とか歌い方とか汗びっしょり度とか。
とにかくロック力満点で、いいバンドさんでした。
3番目はchoriさんというBGMを流しつつ詩を読むという独特のスタイルの方。自分を詩人と言われていました。昔でいうなら、ニューヨークのパンクな人たちの間でいっとき流行ったスタイルですね。パティ・スミスとか・・・
最近ではロンドンのストリーツのイメージもありましたね。でも、一番私が連想してしまったのは昔の「夢の遊民社」あるいは今のNODA MAPの野田秀樹の世界。同じ言葉をたたみかけるように話すリズム・・・身近な事からだんだんと社会へと反戦へと言葉が強くなっていく雰囲気・・・
いっとき芝居にはまっていた私はなんだかすごく芝居を見たくなりました。
「聞こえますか~?」「応答せよ、応答せよ。ここは地球です・・・」
Choriさんの言葉を聴いていたら、なんだか自分の中の言葉をどろどろと吐き出したくなってきて、すごく困りました。言葉を人から釣り上げる力を持っている方なんですね。
4番目はフォギーメランコリック。このバンドについては以前の日記にも何度か書いているので覚えてくださっている方もいるかもしれませんが、久しぶりにライブを見ました。知っている曲はほとんどなくて、新しい曲がいっぱいでした。どこか変わりつつある感じがしました。それはいい面もあり危うい面もありました。聴いていると迷路に入ってしまうそんな感じです。
「どっちへ行くの?どっちについていけばいいの?私はおいてけぼりなの?それともまだ大丈夫なの?」
そういう感じでした。でも「サルビア」という曲を聴いた時、あ~フォギーだってなんか落ちつきました。そしてラストの「スタンドバイミー」という曲はまさに魂のほとばしる瞬間を感じました。まさに歌はつぶやきでなく、心から身体から溢れ出るものだということを感じました。蒼い炎がゆれてました。この音楽が君たちの核となるなら、きっと私ははぐれないでしょう。
かつてvelvet mellowがDaisyというバンドの頃、私はアヤさんとこのフォギーのボーカルのマオさんが同じ世界観の人に思えるというようなこと、あるいは赤と白の薔薇のような好対照な存在であるというような事をここの日記に書いたことがありますが、今はもうそれは当てはまりません。
彼らは今違う場所に存在していました。
これが時の流れというものです。決して同じ場所に留まることはできないのです。
Velvet Mellowのツアーファイナルはそんな感じでした。
ファイナルであり、初企画イベントだったので、彼らの選んだアーティストやバンドが登場しました。ゆえに、なんとも素敵な方たちばかりで、ゴージャス極まりない、もう福袋が大当たりしたような内容でした。
5時半スタートといういつもにない早い始まりのため、仕事始めの日で会社のあった私は5時5分に会社の前にタクシーに来てもらうよう予め予約し、それに飛び乗って、無事5分前に到着しました。
そして、始まったのが私がもうChairというバンドの時代からずっとその音楽の世界を大切に思っているアーティストの山口茂さんのライブでした。アコースティックでありながら、男気あふれ、でも決して押し付けがましくない男気で、いつも心を浄化してくれるそんな音を言葉を紡いで会場を満たしてくれる彼のライブにひたる時が私のやすらぐひとときです。たとえ悲しい恋の結末を歌った曲であったとしても、彼の歌にはかならず光が射しています。どこかに希望が残っています。それは恋に限りません。生きている毎日に光をくれます。私はそんな彼の曲が多くの人のもとに早く届けばいいのに・・・って本当に願っています。
新曲「風便り」・・・とてもせつない歌詞から、ある人の恋物語のその後を感じて胸にぐっときました。おそらくこの登場人物たちはかつて「ガーベラ」という曲だったり「雪解け」っていう曲だったり、Chairというバンド時代の時の曲にも登場しているのではないのかな~って・・・
もちろん、それは違うのかもしれません。あくまで私が勝手に繋げてストーリーを描いただけですから・・・でも、繋がっていたとしたら、ものすごくせつないです。主人公のその人に言いたいです。
愛が深ければ深いほど、忘れるには年月がかかりすぎます。でも、明日、そんな過去の愛ですら自分史に刻んだできごとにしか思えないような愛がやってくるかもしれないんです。いや、もうすでにとなりにあるのかもしれません。でも、そういう風に過去の人への思いやりも忘れない主人公の人間性に心が温かくなります。
いろいろな事を考えながら、でも心はやっぱり浄化されました。
2月にソロとして初のCDが出るのでそれが楽しみです。
私のいる会社の食堂でライブしたらすごいよ・・・って言ったら「え、食堂ですか~」っておそらくちっぽけな食堂を想像したんでしょうね。でも、実際はそこが講演会場に変身してしまうほど、テレビ中継もできちゃうほど大きな場所なんですよ。軽く300人は入るぐらい・・・スタンディングならもっといっぱい詰め込めますよ(笑)
2番目はメカマリーというバンド。初めて見ました。もちろん音楽も初めて聴いたわけで・・・
3ピースバンドでドラムだけ女性。この女性がすごく激しくてかっこいいドラミングをするんですよ。かわいい感じの人なんですが、打ち方がどこかマキシマム・ザ・ホルモンのなおちゃんを彷佛するというか・・・しびれました(笑)
そして、ここのベースさんがまたいいムードをかもし出している。それでいてベースの音でしっかり音を包み込んでいるんです。
そして、ボーカル・ギターさん。あなたのその激情ぶりが素敵でした(笑)感情丸出しで動きがはちゃめちゃで、でもいい歌いっぷりで・・・ちょっとNorthern19のボーカルさんを思い出しましたが・・・顔じゃなくて話し方とか歌い方とか汗びっしょり度とか。
とにかくロック力満点で、いいバンドさんでした。
3番目はchoriさんというBGMを流しつつ詩を読むという独特のスタイルの方。自分を詩人と言われていました。昔でいうなら、ニューヨークのパンクな人たちの間でいっとき流行ったスタイルですね。パティ・スミスとか・・・
最近ではロンドンのストリーツのイメージもありましたね。でも、一番私が連想してしまったのは昔の「夢の遊民社」あるいは今のNODA MAPの野田秀樹の世界。同じ言葉をたたみかけるように話すリズム・・・身近な事からだんだんと社会へと反戦へと言葉が強くなっていく雰囲気・・・
いっとき芝居にはまっていた私はなんだかすごく芝居を見たくなりました。
「聞こえますか~?」「応答せよ、応答せよ。ここは地球です・・・」
Choriさんの言葉を聴いていたら、なんだか自分の中の言葉をどろどろと吐き出したくなってきて、すごく困りました。言葉を人から釣り上げる力を持っている方なんですね。
4番目はフォギーメランコリック。このバンドについては以前の日記にも何度か書いているので覚えてくださっている方もいるかもしれませんが、久しぶりにライブを見ました。知っている曲はほとんどなくて、新しい曲がいっぱいでした。どこか変わりつつある感じがしました。それはいい面もあり危うい面もありました。聴いていると迷路に入ってしまうそんな感じです。
「どっちへ行くの?どっちについていけばいいの?私はおいてけぼりなの?それともまだ大丈夫なの?」
そういう感じでした。でも「サルビア」という曲を聴いた時、あ~フォギーだってなんか落ちつきました。そしてラストの「スタンドバイミー」という曲はまさに魂のほとばしる瞬間を感じました。まさに歌はつぶやきでなく、心から身体から溢れ出るものだということを感じました。蒼い炎がゆれてました。この音楽が君たちの核となるなら、きっと私ははぐれないでしょう。
かつてvelvet mellowがDaisyというバンドの頃、私はアヤさんとこのフォギーのボーカルのマオさんが同じ世界観の人に思えるというようなこと、あるいは赤と白の薔薇のような好対照な存在であるというような事をここの日記に書いたことがありますが、今はもうそれは当てはまりません。
彼らは今違う場所に存在していました。
これが時の流れというものです。決して同じ場所に留まることはできないのです。