寓居人の独言

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戦争時後方支援について考える1(20151016)

2015年10月16日 22時13分09秒 | 日記・エッセイ・コラム

 TVで放送された「ベトナム戦争」の際にも朝鮮戦争の時と

同様に多数の日本人がアメリカ軍の後方支援をしていたと

いう。アメリカ軍が独自の判断で軍事物資の輸送をする船

員の募集をしたという。その任務は、日本の基地から戦車

や弾薬などをヴェトナムの各戦場へ輸送することだったとい

う。輸送の最中に数人の犠牲者も出たという。その際、日本

政府はアメリカ軍との個人的な雇用契約なので、日本政府か

関知するところではないといって死傷者への保証は一切無か

ったという。ネットの記録(真偽のほどは不明である)によると

朝鮮動乱の際には海上保安庁の特別掃海隊が派遣され機雷

などの掃海業務をしたという。その際も掃海艇の1隻が蝕雷

(機雷に触れて船が破壊されること)して沈没したという。乗組

員は多数の重軽傷者を出したという。日本政府の負傷者に対

する保証の内容については明確ではないという。

 さて、日米安全保障条約について、日本の自衛隊は後方支援

という形にしろ支援活動に武器を装備して出かけることになるよ

うである。前述のベトナムへの輸送船乗組員に対してアメリカ軍

は拳銃の所持を求めたが日本人はそれを拒否したという。今後

は自国の意志(命令?)で紛争地域への後方支援には兵器をもっ

ていくことになるらしい。

 そのことによって日本の安全が脅かされるようにならないように

ならなければ良いと考える。日本は安全な国ということが伝説にな

らなければ良いのだが。しかし自国を守れない国になっては奈良

無いとも思う。両者は矛盾した考え方ではない。