TVで放送された「ベトナム戦争」の際にも朝鮮戦争の時と
同様に多数の日本人がアメリカ軍の後方支援をしていたと
いう。アメリカ軍が独自の判断で軍事物資の輸送をする船
員の募集をしたという。その任務は、日本の基地から戦車
や弾薬などをヴェトナムの各戦場へ輸送することだったとい
う。輸送の最中に数人の犠牲者も出たという。その際、日本
政府はアメリカ軍との個人的な雇用契約なので、日本政府か
関知するところではないといって死傷者への保証は一切無か
ったという。ネットの記録(真偽のほどは不明である)によると
朝鮮動乱の際には海上保安庁の特別掃海隊が派遣され機雷
などの掃海業務をしたという。その際も掃海艇の1隻が蝕雷
(機雷に触れて船が破壊されること)して沈没したという。乗組
員は多数の重軽傷者を出したという。日本政府の負傷者に対
する保証の内容については明確ではないという。
さて、日米安全保障条約について、日本の自衛隊は後方支援
という形にしろ支援活動に武器を装備して出かけることになるよ
うである。前述のベトナムへの輸送船乗組員に対してアメリカ軍
は拳銃の所持を求めたが日本人はそれを拒否したという。今後
は自国の意志(命令?)で紛争地域への後方支援には兵器をもっ
ていくことになるらしい。
そのことによって日本の安全が脅かされるようにならないように
ならなければ良いと考える。日本は安全な国ということが伝説にな
らなければ良いのだが。しかし自国を守れない国になっては奈良
無いとも思う。両者は矛盾した考え方ではない。