寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

教科書の思い出

2015年10月30日 16時03分51秒 | 日記・エッセイ・コラム

 中学校の生徒にとって毎年もらえる教科書は、大切な宝物

の一つだと思います。

 私の小学校時代は戦争中から戦後の混乱期にあったので

紙不足のために、現今のような立派な教科書を手にすること

が出来ませんでした。

 1、2年生の時の教科書は紙がすれきれるほどページを繰っ

たために文字が消えて読めなくなってしまったものです。しかし

そのようになる頃には教科書を丸暗記していたので、開いて見

る必要がなくなっていました。それほど児童生徒のとって教科書

は大切なものだったのです。ものが豊富になった今でもそれは

変わらないでしょう。

 その教科書を巡って極めて不適切な事態が起きていたことが

明らかになった。しかも教育用書籍の老舗とも言われる三省堂

が中心になってやったと言うことが許せない。その上に教科書

選定に関わる立場になるかも知れない校長が不正行為に関係

したことがさらに許せない。両者は多分いろんな説明をするだろ

うが、子供達にどう説明するつもりだろうか。

 金額が彼らにとって少額だから問題ないと考えたのだろうか。

とんでもないことである。金額の問題ではなく、やってしまった

その行為が問題であることに気がついていないのか。

 謝礼を受け取った校長は自ら自分を厳正に処分してほしい。

それが子供達に対する謝罪になるかどうかは不明であるが。

 

 

 


いい加減擬装体質を無くそう

2015年10月30日 12時57分43秒 | 日記・エッセイ・コラム

 横浜市都筑区の大型マンションで発見された杭打ち擬装が

1人の現場責任者Aによるものと報道されてきた。その現場責

任者Aは他の現場でも同じことをやっていたという。

 ところが最近の報道によると同じ会社の他の現場で、別の現

場責任者Bが現場責任者Aと同じことをやっていた報道された。

同じ会社の複数の現場責任者が関係無いと思われる場所で

同じような擬装をしていたと言うことは、この2人の外にも擬装

工事をしていたかも知れないと疑いをもたれるのは仕方ない

だろう。それはとどのつまり旭化成建材という会社ぐるみでや

っていたともとられる。

  大きな建築工事を企画した会社が建設会社に工事を依頼す

る。それから順に設計会社、下請けの建設会社、現場作業を

担当する会社等々と代を重ねて初めて建築が始まる。そのた

めに工期が短くなり、下請け企業の利益が少なくなる。そのた

めにどこかで埋め合わせをしなければならず目につかない基

礎部分で手抜きをする。それがばれなければ何もなかったで

すんでしまう。

 ところが何かの原因で建物の壁に亀裂が入ったり、建物が

傾斜すると原因を調べるこうして手抜き工事が発覚する。

 今回の九言う家を請け負った建築物は全国で3040棟に及

ぶという。全棟を調査して必要な補強工事や建て替え工事に

要する費用はどれほどになるだろうか。手抜き工事をして浮か

した金額と比較したら莫大な損害になるとは必至であろう。

 目先の小利を稼ぎ後に莫大な損を生じる、こんなバカなことを

もういい加減止めてほしい。