今、冬真っ盛りのスキーシーズンですよね。
前回に、スキー場で出会った面白い人たちの事をブログに書きましたが、
今度はこわい話しを。。。
スキー場で出会ったおばさんから聞いた、
とても怖い話と実体験した話を聞いて下さい。
おばさんが、夕方の休憩の時に話してくれた話はこんな話しです…。
「ねぇ、アンコちゃん(当時、アンコちゃんと呼ばれてました)真夜中に、スキー場の山奥から木を切るような音を聞いた事ない?」
「さぁ…聞いた事ないけど…」
「今度、夜更かしした時に耳を澄ませてごらん。深夜遅くに山奥から『コーン!』少し間を置いて、また………『コーン!』って聞こえるから」
「それは、何?木を切る音?」
「バカだねぇ…。真っ暗闇の深夜だよ。そんな時間に誰が木を切るんだよ」
「あ、そうかぁ…。それじゃ、何の音?」
「森の奥に、知る人ぞ知る、究極のスキーコースがあるらしいんだよ。
あ、正式なスキーコースじゃないんだけどね。
そこは、スキーの上達者だけが滑れる難しいコースなもんで、少し危険なコースなので秘密な場所でもあったの。
だけど、あっと言う間に口コミで知れ渡ってしまって、滑りに自信のある人がどんどんそこで滑るようになったんだって。
…ところがある夏の時期に地滑りがあって地形が変わってしまって、
それを知らないスキーヤーが次の冬に訪れて、そこを滑ったんだけど。
一年経って地形が変わってしまった事を知らない彼らは次々と事故を起こし、怪我をする人はもちろん、亡くなった人も何人かいた…とか。
今では、立入禁止区域で、誰も行けなくなってるけどね」
「で、その音とどんな関係があるの」
「その『コーン』って音、人が木にぶつかる音なんだってさ」
夕方の世間話にしては、あまりに衝撃的で、外の寒さ以上に氷ついた。
話はこれで終わりではないんです…。
つづく。。。