スキー場で体験したこわい話し、つづきです。
私がスキー場に居た時、スキー場内にある宿舎に宿泊していました。
ひとつの部屋に4人の寮住まい…。
ある日、同居人のひとりが、お酒を飲んだ勢いで、ボソッとつぶやいた。
「私は霊感がとても強いの」と。
そして…、
「この部屋の隅に、男の幽霊がいる」
とまで。。。😨
そんな話をされたとたん、私達は、急にお酒がさめた…💦
しかし、まぁ…、だからと言って他に泊まれる場所があるわけでもないので、
そんなカミングアウトは”聞かなかったこと”にして、そこに寝泊まりするしかないワケです💦
まぁしかし、4人もいるわけだし、怖さも4等分と言うわけで(…違うか😅)、
毎晩お酒を飲んで、気を紛らわせて眠る日が続いた。
ーーある晩、いつもの通りに少しお酒を飲んで、みんなが寝静まった夜…。
奥に眠る一番臆病なコのイビキが聞こえはじめた頃、
部屋の入口の扉が『ギィ』と開いた。
『え?!』
鍵も掛けてるし、4人の誰かがトイレに起きる時は、必ず誰かを起こして付き合う事になっていたので、
”誰かが起きた”…と言う事も考えられない。
奥のコのイビキが止んだ。
きっと何かしらの異変に気づいているのだろう。
そんな中で、一番勇気のあるコが「わっ」と叫んで起きた。
恐怖に耐えられなくなって、大声をあげたらしい。
その勢いで、4人が一斉に飛び起きた。
ーー入口の扉は開いてない。
……なんの音だったのか…。
4人は、怯えながらも
「とりあえず、今日は寝よう」
と頭から布団を被って寝た。
すると、一番臆病なコが布団の中から…
「ね、聞こえない?『コーン』って…」
確かに聞こえる…。
はるか彼方の山奥から、耳を澄まさないと聞こえないほどの微かな音。
『コーン』……『コーン』と。
つづく。。。