「あゆみ、出過ぎ‼️」
キレてしまったAは限界をむかえて震えていた。
急に大きな声をあげたAに、周りの人たちは固まってしまった。
「ごめんなさい💦そうですよね。気を付けます💦」
あゆみは平謝りに謝ると、周りの緊張も解けた。
「あゆみが出過ぎだと思うなら、自分ももっと出ていけばいいんだよ。」
たまらず、演出が言葉を発した。
「この役柄は出過ぎない方がいいと思います」
「Aは、おさえた演技をしているつもりかも知れないが、見た目には、お前の演技はおさえ過ぎだ。このままでは、あゆみが主演になるぞ」
一番言われたく無いことを言われてしまった。
Aは、唇を強く噛むと、平静を保てなくなり、稽古場を飛び出した。
あ~💦💦
このタイミングで稽古場を出ていくと、戻りにくくなるのに💦💦