Mちゃんの家を訪ねた。
Mちゃんは、笑顔で迎えてくれたが、
また、少し痩せたような気がする。
「Mちゃん。大丈夫?お休みがちだから心配してるよ」
「うん…大丈夫だよ。」
それだけ言うと、目をそらす。
いつも素朴で気を使う彼女が、とても不機嫌そうに見えた。
「何かあるんでしょ?」
一緒に行ったUが一歩踏み込んだ。
「大丈夫だよ。」
「最近、『大丈夫』ばかり、人って大丈夫じゃない時に『大丈夫』って言うよね」
ぐっと堪えたような顔をした彼女が突然伏せた。そして再び顔を上げると、
ポロポロと大粒の涙を流した。