健脚商売(笑)

さだまさしコンサートに一緒に行った彼女は職場時代の1年先輩で、入社した当時怖ーい(笑)　指導員でもあった。
当時はそれほど仲が良くなかったけれど、ここ１０年ぐらいでよく遊ぶようになった。

多分、お互いに子供も完全に手を離れたのもあるし、それ以上に、お互いのバックにあるものが似通ったから。
私は晩年に長い闘病生活を送った父やボケた母をみて、彼女は脳疾患系で壊れてしまった夫がいる。

身近のそんなサンプルで、いつなんどき人間はどうなるか分からないから、今を楽しもう、というところに着地した(笑)
お金があっても健康でなければ意味はない。

で。
まぁ、お金もないけど(笑)　遊べる範囲内でやりたいことはやろう、食べたいものは食べよう、見たいものは見よう、と意見が一致した。


コンサートの日も、先にお互いの趣味であるご朱印を集めに行ったのは記事にもした通り。

私たちが別に口に出して宣言したわけじゃないのに守っているルールがあって、どんなに遊んでも４時までには家についておこう、というのと、小さい子供がいるわけじゃなし・・・なんて言いながらも夜ライブ後は追い立てられるようにどたばたと家に帰る、ということ。

当日も、三宮に集合するのは別々の交通機関だったけれど、帰りはJRの方が時短というのもあって、帰りは一緒にという話をしていた。
ライブの終わりが８時半ということだったので、52分の新快速に乗れば途中駅で彼女が乗り換えてもそれが一番早く帰宅できる。
ところが(予想通り)ライブが伸びてアンコール曲２曲を終えた段階で８時43分。

さださんの最後の挨拶を聞いて一斉にみんなが会場を出たら時間がかかりすぎる。

曲が終わったあと、すぐにホールを飛び出した。
まだ誰も出てこないから廊下も階段もすいすい歩ける。　エスカレーターだって・・・と思っていたら歩かないようにと注意事項が書かれてあって、上にも下にも会場の人が監視(笑)している。　ここで、ちょいと時間のロス。
地下街に入ったのが48分。　52分の電車には間に合わないかもしれない。

でも、諦めない(笑)　大柄なおばちゃんふたりがドドドーと早足でJRの改札機にピッをしたのが51分！
それから階段駆け上がってホームについたら電車が見えた。

以前も、私が５時までの昼得チケットだったから間に合わなさそうで、諦めかけていたら、なんのためにジムで鍛えてるの！とはっぱをかけられて
そりゃあもう、必死でドウチカを走って、改札機を通ったのがジャスト５時、ってなこともあった。


乗り込んだ電車の中で、走りまくったの２回目だよね、と大笑い。
脚が丈夫で良かったよね、お互い。