エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

コード・ブルー2nd season 7話

2010-02-23 08:58:44 | 好きなもの
多分、今週のテーマは、『結果』だったのだろうと思う。

緋山さんの医療過誤問題を軸に、山で落石事故に遭い大怪我を負った男性を救おうとする藍沢君らの活躍の、例によって2本立て。

ジャイアンツの元監督、藤田さんが選手らに言っていた言葉を思い出す。
『(野球は)経過は大事だ、しかし、結果が全てだ』
確かに、どんなに拮抗する良いプレーをしたところで、1点差でも負けは負け。
相手のエラーがらみで棚ボタ式に得点が転がり込んだ試合でも、勝ちは勝ち。

ずいぶん前に監督のこの言葉を聞いて、プロのスポーツ界の非情さを思ったものだけど、医療現場においてもそれは同じ。
正確な判断や技量があったとしても、人はその途中経過を見ない。
判断、処置が正しくても結果が悪ければ、人(患者)はそれを間違いだと思う。

確かに、そうだなと思う。
最近、昔・・・我々の子供時分にはあまりなかったと思われるような医療裁判も増えている。 勿論、患者の立場から無理ない、と感じる訴訟も多いのだろうが、感情に任せて起こす訴訟もあるのだろう。 弁護士の中には、医療裁判を専門とする人もいると聞く。 近年、とみになり手の無くなっている産婦人科医は、その原因に医療裁判の多さもあるとも聞く。

緋山さんの場合は、多分、医者としてというよりは、人として優れていたのだろうと思う。 脳死の我が子の最期の瞬間に、何を望む?と問われた母親がわが子を抱きしめたいと言った。抱きしめる為には子供を繋いでいるチューブだのなんだのという医療器具を外さねばならない。 そしてそれをし、母親は我が子を抱きしめた格好で見送った。 繋がれたままで迎える死よりも、それは愛情のこもった送り方であった筈なのに、その現場にいもしなかった母親の兄、という人物が出てきて、甥っこを殺したのはお前だ。。。という展開。

緋山さんは、母親とは充分に心が繋がって理解できているという思いのもと、手順通りの同意書へのサインをしなかったのが結果として悪かった、という次第。 一瞬の判断ミスで医師としての免許をはく奪されるばかりか殺人犯扱いにもなるデリケートな分野。

まぁ、しかし、ここまで・・・人の命に関わるところまで行かなくても、我々の日常にだって経過は大事だが、結果が全て、という事は多々あると思う。
試験なんかがその典型で、こないだも全国模試で1番という男子学生が楽々だろうと思われていた受験に失敗した、とお笑い番組に出ていた。
どんなに頑張ってよい成績を納めていても、彼は現役合格者とはなれない。。。
なかなか考えさせられる展開を迎えつつ、藤川君が話の中心になるのはいつだろうと思う(笑)


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2 コメント

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はるか (ポンチ姫)
2010-02-23 15:54:55
バンクーバーで、すべてを捧げて、挑戦して、悔し涙に、涙してる選手たちが、頑張りました、でも、メダルが、取れなければ結果が、すべてですね…人生においては、墓石に入るまで、わかりません、明日は、宝くじが当たって♪金で金で、困ってるかも鴨
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そうだね (楽母)
2010-02-23 20:37:16
やっぱりメダルを取るとか、最低でも自己ベストの記録をって思うよね。
参加することに意義があった時代はいつごろまでだったんだろ。
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