エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

雪の断章

2007-08-27 09:25:14 | Weblog
佐々木丸美というミステリー作家をご存知ですか?

さとぽん君が、東野圭吾さんの作品をたくさん紹介されていて思い出したのですが。

『雪の断章』という映画が斉藤由貴主演で何年か前に公開されたこともあったと思います。
もともと北海道の方だったのかな? なんだか作品は全部、暗くて雪の降る場面が多かったように思うのです。

うまく説明できないんだけど、不思議な文体で、読後になんとも表現しづらい気分にさせる作品を書かれた方でした。
一時、かなり売れていて、本屋にもたくさんならんでいたんですよ。私もほとんどのものを揃えてましたが、気がつけば、本屋でも見当たらなくなってました。

亡くなったことすら、知ったのはかなり後です。
彼女の作品に、不思議な・・・というより・・・もっと・・・怖い、というような思いを抱かせたのは(ミステリー作家であっても、怖いものを書くわけではありません)主な登場人物が、うちの家族と、同じ名前だという事でした。

私をはじめとして、そんなに凝った名前の家族ではありませんが、話の中心になる登場人物が、我が家の三人と同じ、というのはちょっと驚きでした。
勿論、同じ漢字を使っていても読みは微妙に違うのですが、字面だけ見ていれば、
物語の家族はうち・・・なんですよ。

しかも、割りにシリーズものでしたから、何冊読んでも、同じ構成。たまにシリーズを外れていても、やっぱり好きな、というか使いやすい名前ってあったのでしょうか? 必ず、うちの家族のうち、誰かの名前があったんです。

もうね、私にしたらばりばりミステリーゾーンなんですよ。
で、一時期あんなに読み漁っていたのに、彼女が亡くなったことも知らなかったなんて・・・やっぱり、ちょっと怖いです。
新作が出るたびに買っていたくらい気にいってた作家さんの死を、新聞ですら気がつかなかったのは何故?

今はもう、うちには彼女の本は一冊もなく、勿論、本屋でも見かけません。
とっておけばよかったのでしょうか?



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございまする (みぃさん)
2007-08-27 10:00:26
創元推理文庫で出てるよ。気にはなってたけど、まだ読んでませんわ。そうか、楽母一家が名前で登場してるのか。読んでみましょ。
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ありがとう (楽母)
2007-08-27 10:25:34
出てる? ピアノの帰りに本屋よろ。おっと…時間だ! また後で。
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おはようございます。 (うさこ)
2007-08-27 10:27:58
そんな事ってあるんですね。
偶然なのか、そうでないのか・・。
リアルに怖いです(ToT)
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知りませんでした (さとぽん)
2007-08-27 11:14:13
楽母一家が登場なら読まなきゃダメですね。
図書館にあるかな~。
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崖の館GET (楽母)
2007-08-27 12:53:23
創元推理文庫で一冊あった。 でもこれにはうち、出てないかも。 ついでに言っとくと総出演?が雪の断章だったかどうかも不明。ただ、佐々木さんの作品である事は確か。
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『崖の館』GET2 (みぃさん)
2007-08-27 13:04:25
お館3部作は本屋で見ました。後は出るかなあ。なんせ推理文庫ですから。私も古本屋で『崖の館』入手したよ♪
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知らなかった ()
2007-08-27 21:33:12
私も結構ミステリーは読んでいたのだけど、佐々木丸美さんは知りませんでした。
私も探してしまおうかな…って突然人気本になったりして。
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佐々木丸美さん (楽母)
2007-08-27 22:36:40
執筆活動期間も短かったしね、知らない人多いと思います。 みぃさんの言うとおり、古本屋さんあたりにあるかな? 当時は新潮文庫で揃えてたものですが。
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