君のためにできること。

先日、上賀茂神社まで行ったのは、神社では割に珍しい『航空安全お守り』が、そこにあると知っていたからです。海外研修旅行に行く男前さん達に渡そうと思って。楽母、親元離れて一人暮らししている男の子には、胸がキュンとなります。息子の高校から大学にかけて、どれほどの一人暮らし男子に、ご飯を食べさせた事でしょうか。

それと同時に、学業成就のお守りも頂いてきました。

近所に、今、大学受験真っ只中の息子さんを持ったお宅があります。
うちと同様ひとり息子で、中学、高校と一貫の私立に入れ、去年、現役で全滅、さくらの散ったところです。

勿論、ご近所ですから会えば挨拶程度はしていましたが、そちらの奥様は看護師をなさっているので、あまりお付き合いもありませんでした。

それが、去年の区民体育祭の日に、ひょんな事から息子さんの浪人の話を聞き、「うちも同じだったのよ」と。
そこは、奥様、シングルに戻られて、母子２人の生活。受験も近づく秋になって、
精神的にゆとりを無くし、煮詰まっている感じを受けました。

「浪人母の先輩として、話を聞くことくらいならできるから、いつでもおいでね」なんて言っておいたのです。　ほんとに、浪人時代ってしんどかったです。息子も勿論でしょうけれど、親もすごく辛かった。　いろいろ慰めてくれる人はいましたけれど、やっぱり、体験した者にしかわからない辛さってあるんですよ。
ましてや男親はいませんし、私よりもっともっと辛いはずです。

暮れから年明けにかけて、息子さんが風邪を引いたと言ってはパニックになり、予備校での成績を聞いてはブルーになる彼女に、私は、ただ「大丈夫、予備校での１年間は、思った以上に力になってる」としか言えませんでした。

北○天満宮のお守りは、実は、うちの息子も彼女の息子さんにもご利益がありませんでした。ですから、そこ以外なら良かったんです。上賀茂神社のお守りを差し上げました。

何か力になる事をしてあげたいと思える自分が好きなだけですが、桜、咲いて欲しいと願ってます。