小路幸也 著 PHP文芸文庫 2023年 1月24日 第一刷
東京バンドワゴン、駐在日記、すべての神様の十月
このぐらいしか読んでいないけれど、著者の作品はハートフルで、温かい。
家族の物語が穏やかな口調で語られる。
この『三兄弟の僕らは』もテイストは同じだと思う。
夫婦で旅行に行った親が交通事故で死んでしまう。
いきなりの展開で。
大学三年生の長男、高校二年生の次男、中学二年生の三男を遺して。
父親は孤児だったから親類縁者はない。 母親には北海道にすむ彼らにとっての独り暮らしの祖母がいたが、あまり交流がなかった。
交流がないとはいえ、実の娘夫婦が亡くなり遺された孫たちのために、祖母は横浜にやってきて一緒に暮らすようになる。
そこからが驚くような展開になる。
でも、とても穏やかで時にユーモラスなのはバンドワゴンと同じ。
今年は町内会の班長だったから、会費集めなんかの班長仕事もあるが当然の事のように子供らにはわからないことだらけで、ご近所づきあいで驚くことも出てくる。
ご近所、亡くなった父母の事、、、つぎつぎに「知らなかったこと」が出てきてしまう。
親の秘密も驚くことばかり。
その割に阿鼻叫喚の世界ではなく、とても淡々と語られる。
小路幸也の世界だな~と感じる。
現実にはこんな揃いも揃って良い子ばかりの兄弟っているのかな?とも思うけれど、暗くなりがちなストーリーなのに温かく終わるところは全然ぶれないなーと思う。
東京バンドワゴン、駐在日記、すべての神様の十月
このぐらいしか読んでいないけれど、著者の作品はハートフルで、温かい。
家族の物語が穏やかな口調で語られる。
この『三兄弟の僕らは』もテイストは同じだと思う。
夫婦で旅行に行った親が交通事故で死んでしまう。
いきなりの展開で。
大学三年生の長男、高校二年生の次男、中学二年生の三男を遺して。
父親は孤児だったから親類縁者はない。 母親には北海道にすむ彼らにとっての独り暮らしの祖母がいたが、あまり交流がなかった。
交流がないとはいえ、実の娘夫婦が亡くなり遺された孫たちのために、祖母は横浜にやってきて一緒に暮らすようになる。
そこからが驚くような展開になる。
でも、とても穏やかで時にユーモラスなのはバンドワゴンと同じ。
今年は町内会の班長だったから、会費集めなんかの班長仕事もあるが当然の事のように子供らにはわからないことだらけで、ご近所づきあいで驚くことも出てくる。
ご近所、亡くなった父母の事、、、つぎつぎに「知らなかったこと」が出てきてしまう。
親の秘密も驚くことばかり。
その割に阿鼻叫喚の世界ではなく、とても淡々と語られる。
小路幸也の世界だな~と感じる。
現実にはこんな揃いも揃って良い子ばかりの兄弟っているのかな?とも思うけれど、暗くなりがちなストーリーなのに温かく終わるところは全然ぶれないなーと思う。
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