限界

家が狭いので、なるべくモノを少なくして住みたいと思ってます。

そのうえ古いので、ウォークインクローゼットなんていう小洒落たものもついてません。衣類を入れようと思えば、箪笥・・・です。

で、とにかく床面積を狭くしたくないので、吊るさなきゃいけないものは2階の箪笥の中ですけど、普段着や下着なんかは押入れダンスにいれて下の部屋にあります。
押入れの扉や、アコーディオンカーテンを閉めてしまえば・・・まっ、その中がどんなであろうと分からない（苦笑）

ところが・・・で・・・ございます。
この押入れダンスがそろそろ限界を迎えまして。
一段目と二段目の引き出しの下にある引き出しが奥まで入り過ぎないように止めてある部分が相次いでとれました（笑）
なので隙間から下着が覗いてます。

しかも、木製のこれ、合板のところが剥がれてきたり、木がボロボロになってきて迂闊に引き出しを触ると、棘が刺さりそうです。

結婚した時から使っているので、そろそろ30年です。
まぁ、限界かな？　桐箪笥のように表面を削ってもらって再生、というわけには行かないでしょうし、まぁ、はっきり言って元は取れた次第です。

でもね、案外、押入れダンスって需要がないせいかなくなってきちゃったのよね。
どこに行ってもプラスティックの衣装ケースみたいなものばかりで。
これはこれで軽いし、だいたいが透明なので中味もよく見えて便利なんだけど、
あの、静電気でずず黒くなるのがイヤです。
結構、取れません。　綺麗にしようと思ったら、お風呂場とか外の広いところに持ち出して、洗剤をぷぅぷぅ吹きかけて、水で流して拭きとって、という手間がかかります。でも、何年かしたらそれもあまり効果がなくなってきて。

は～ぁ、それに大型ゴミの収集にお金のかかるここでは、この押入れダンスをほかそうにも、申し込んで持っていってもらう次第で。
いまだにほかすものに大枚を投じる（大げさな）のに抵抗感がありまして。

こんなだから消費不況にもなるわよ！なんて、壊れかけのタンスから、経済構造の一端を見る（苦笑）