伊岡俊 著 集英社文庫 2020年 6月6日 第12刷
ものすごく偉そうなことを書いてしまえば著者の筆力はあるので、一気読みするほどの面白さなんだけど、設定がちょっとどうなの?と感じることがあった。
というのも、大手製薬会社で、社員がトップクラスの役員に会えたり、その役員らが一社員の家族、、、妻の容姿まで知ってるわけ?って。
父は大手の会社員だったけれど、社長の話なんて聞いたことが無い(笑)
ましてや、シャチョーが母を知っていたとも思えない。
私も一応、名の通ったところに勤めていた経験がある。
シャチョーって、姿を見かけたぐらいで直接口をきいたことはない。
せいぜい、店長だね。 それも退職の挨拶に行ったぐらいで、同じ店にいたはずでも、彼らのいるフロアーなんてお呼びでなかったし(笑)
会社の不祥事で・・・ババを引かされて・・・系列会社に出向されている男と、東京に残った妻・娘の物語。
父は転勤のたびに家族もろともで、単身赴任はブラジルとナイジェリアだった。
私と兄と母は父親不在の社宅住まい。
会社のトップクラスが家に来た形跡などない。
そういう思い出があるので、わたしには設定に違和感を感じてしまった。
妻が、、、自分を系列会社に飛ばした男を殺した。。。というのから始まるんだけど、そこらへんがね、私の中では無理っぽい設定。
物語の核にもなっている《もらわれっ子症候群》の、最後の・・・どんでん返しは鮮やかだった。
それにしても、男は鈍感(笑)
「中年男の鈍感さは、それだけで犯罪」という言葉につよく頷いてしまった。
ものすごく偉そうなことを書いてしまえば著者の筆力はあるので、一気読みするほどの面白さなんだけど、設定がちょっとどうなの?と感じることがあった。
というのも、大手製薬会社で、社員がトップクラスの役員に会えたり、その役員らが一社員の家族、、、妻の容姿まで知ってるわけ?って。
父は大手の会社員だったけれど、社長の話なんて聞いたことが無い(笑)
ましてや、シャチョーが母を知っていたとも思えない。
私も一応、名の通ったところに勤めていた経験がある。
シャチョーって、姿を見かけたぐらいで直接口をきいたことはない。
せいぜい、店長だね。 それも退職の挨拶に行ったぐらいで、同じ店にいたはずでも、彼らのいるフロアーなんてお呼びでなかったし(笑)
会社の不祥事で・・・ババを引かされて・・・系列会社に出向されている男と、東京に残った妻・娘の物語。
父は転勤のたびに家族もろともで、単身赴任はブラジルとナイジェリアだった。
私と兄と母は父親不在の社宅住まい。
会社のトップクラスが家に来た形跡などない。
そういう思い出があるので、わたしには設定に違和感を感じてしまった。
妻が、、、自分を系列会社に飛ばした男を殺した。。。というのから始まるんだけど、そこらへんがね、私の中では無理っぽい設定。
物語の核にもなっている《もらわれっ子症候群》の、最後の・・・どんでん返しは鮮やかだった。
それにしても、男は鈍感(笑)
「中年男の鈍感さは、それだけで犯罪」という言葉につよく頷いてしまった。
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