高村薫著 文春文庫 1999年5月10日初版
高村薫の書く本が好きだった。 硬質で、緻密で、長編でも途中でだれることなくぐいぐい引っ張っていく筆の力。
これが女性の書いたものかと思わせる小説。
次から次へと読み漁っていた時期がある。
なのに、この小説だけなぜかスコンと読み落としていた。
このところ、ちょっと甘いというか軽めの女流作家、に走っていた反動で、久しぶりに高村薫のものを手にとってしまった。
短編集なので、久々薫族には読みやすかった(笑)
登場人物の全てが、元警察官。
それぞれ事情があって退職し、警備員、サラ金の取り立て屋、代議士のボディガード兼運転手、なんかをしている。
彼らに共通するのは、今の自分と警察官当時の自分との煩悶。
お上、だった頃の自分と比べて、現在の職業は日の当たらない、どちらかというと
あまり胸を張ってこんな仕事に就いている、と言える境遇にはない。
ところが・・・市井の勤め人なんて大概そういうものなのだ、と改めて感じさせる。
大手の一流企業、エリートと呼ばれたり、カタカナ仕事のいわゆるカッコいい仕事ばかりじゃない。たまたま映画で見たけれど納棺師や葬儀屋さんだって、人の営みには欠かせない職業なのだ。
彼らは知っている。
自分たちは踏み潰されればすぐに死んでしまう蟻や、ゲジゲジのように地を這う虫で、けして優雅に空を舞う蝶や鳥ではない事を。
ところがそんな虫たちにも、プライドはあるのだ。
世の中は決して日のあたる坂道?ばかりでなく、一日中、日のささない場所もある。けれど、影を際立たせるのは陽、があってのことだし、影があるからこそ、陽のまぶしさもわかろうというもの。
社会を支えているのは圧倒的に地を這う虫たちなのだ。
元同僚や、家族からも白い目を向けられても、彼らはそこに自分の本当に求めていたものをしっかりと掴んでいる。誇り高き男たちの物語。
やっぱり高村薫は面白い。
『人生の大きさは悔しさの大きさで計るんだ』
この言葉を、近ごろの軟弱者に捧ぐ。
高村薫の書く本が好きだった。 硬質で、緻密で、長編でも途中でだれることなくぐいぐい引っ張っていく筆の力。
これが女性の書いたものかと思わせる小説。
次から次へと読み漁っていた時期がある。
なのに、この小説だけなぜかスコンと読み落としていた。
このところ、ちょっと甘いというか軽めの女流作家、に走っていた反動で、久しぶりに高村薫のものを手にとってしまった。
短編集なので、久々薫族には読みやすかった(笑)
登場人物の全てが、元警察官。
それぞれ事情があって退職し、警備員、サラ金の取り立て屋、代議士のボディガード兼運転手、なんかをしている。
彼らに共通するのは、今の自分と警察官当時の自分との煩悶。
お上、だった頃の自分と比べて、現在の職業は日の当たらない、どちらかというと
あまり胸を張ってこんな仕事に就いている、と言える境遇にはない。
ところが・・・市井の勤め人なんて大概そういうものなのだ、と改めて感じさせる。
大手の一流企業、エリートと呼ばれたり、カタカナ仕事のいわゆるカッコいい仕事ばかりじゃない。たまたま映画で見たけれど納棺師や葬儀屋さんだって、人の営みには欠かせない職業なのだ。
彼らは知っている。
自分たちは踏み潰されればすぐに死んでしまう蟻や、ゲジゲジのように地を這う虫で、けして優雅に空を舞う蝶や鳥ではない事を。
ところがそんな虫たちにも、プライドはあるのだ。
世の中は決して日のあたる坂道?ばかりでなく、一日中、日のささない場所もある。けれど、影を際立たせるのは陽、があってのことだし、影があるからこそ、陽のまぶしさもわかろうというもの。
社会を支えているのは圧倒的に地を這う虫たちなのだ。
元同僚や、家族からも白い目を向けられても、彼らはそこに自分の本当に求めていたものをしっかりと掴んでいる。誇り高き男たちの物語。
やっぱり高村薫は面白い。
『人生の大きさは悔しさの大きさで計るんだ』
この言葉を、近ごろの軟弱者に捧ぐ。
オフかいな?
でも。。。
時間なくって
長米ムリっ!!
いってきま~っす!
コンビニ寄らないと、、、おにぎりは買えない穴なぁ。。。
なんで「穴」やねん、、
何をどう変換したら「穴」?????
二度寝しちゃった・・ほほほ。
『人生の大きさは悔しさの大きさで計る』
うんうん・・なんとなく身にしみるわ。
女の人だけど凄く硬派で、確か、大阪の人ですよね? 読むにはちょっと気合が要ると、軟弱な私の感想。
ジム行くの、自転車にしようか、テクシーにしようか思案中・・雨、今降ってないけど・・
ポンチちゃん
今日も今日とてお休みじゃ~だと
勘違いいたしやしたっ。そこで待っててくれる人がいれば、私はどこでも出向きます。泣かせる事を言ってたの誰だっけなぁ。最近、ほんま・・とんと思い出せへん(泣)
denbooさん
うん。穴、っていうのが凄いよね(爆)
携帯の予測変換っていいんだけど、ちょっと触るととんでもないおバカ変換することがあって・・・。後で送信ボックス見てたらりんになったこと何度もあります。
ももしゃま
二度寝、お疲れモード?
私、ほんとっ、寝られない。二度寝が出来てたのっていつまでだったんだろう。
でもさ、これだけ寝られない、寝られないと言ってるのに、何故に痩せぬ?(爆)『人生の大きさは~』って、よく分からないんだけど、なんとなく(笑)分かったような気になるでしょ?
この言でいったら、私の人生、大きいはずなんだけど・・。
kettyさん
kettyさんはやっぱりとても女らしいんだと思うの。マダ~ム(笑)
私、ほんとに自分でもおっさんだと感じてる。いつだったか『羊たちの沈黙』なんかのレクター博士シリーズを読んでたら「これは女の読む本じゃない」って言われました。ほっといて頂戴、なんだけど(苦笑)
ジム、止めるという選択はないんですか?と書きつつ、私ももう出ます。
ゆるいクーラーつけたわ~
で、今日は新しい挑戦してみるっぺ♪
人生死ぬまで挑戦…だから…オモロ~♪
玄関脇の、鉢植えや吊り鉢を「避難させなきゃ!!」と算段していたけど、その必要がなくなって、「ホッ♪」としています。
今日は、おちゃこさんより米が遅かったよ~!!
公のところに勤めていた人ほど、次の人生でも引きずりがち???
うまく切り離すことができないと、悲惨な目に・・・。
北海道だったか、天下り先の給料の値上げ要求をしたヤカラが・・・。