暮らしのさじ加減

金子由紀子著　　講談社＋α文庫　　2011年11月4日　第3刷


居間の敷物をやっとやっとで、、、イ草の畳風なものから、冬ものに替えた。
ついでにホットカーペットを出してきて、冬物カーペットの下に敷いた。

２階の押し入れに畳んでしまいこんであったフリースのガウンも下してきて、長袖だけど薄い生地のパジャマは洗って仕舞った。
昨夜はこの秋初めて鍋ものにした。

日中はどうにかするとまだ汗ばむ陽気だけれど、朝晩は確実に秋が深まってきて寒いほど。
流行りものの先端を行っていた家人から風邪ひきのおすそわけにあずかり、鼻の粘膜が乾いて喉が痛む。

郵便局に行けば、窓口の前とは別の人に年賀状の予約を勧められ、Bホテルからは今年もお節の注文書が届いた。
保険会社からは次々と年末調整用に払い込み証明書が届く。

本屋では来年のカレンダーや手帳が目立つ所に並べられ、スーパーの店内も、ついこないだまではクールビズ対策のひえひえグッズが並んでいたところに、着る毛布だの、発熱する下着だののPOPが踊る。

日が短くなった分だけ一日が終わるのも短くなっているような気がして、なんだかせわしい。

気がつけば、今年も蘭の鉢に蕾が出ている。

ああ、早い。
時間が夢のように過ぎていく。

って、忙しがっていた私に店頭でアピールしてきた1冊。

『忙しがってばかりいないで、ちょっとここれで深呼吸。大切な人生、大切な日々を荒々しく過ごしてしまわないためのヒントがいっぱい！・・・・・・』と続く。
うん。　ゆっくり読むよ。