BABAKUSA

毎年のことながら、年末は大っ嫌いで、寒いわ、気ぜわしいわ、モノの値段は上がるわ、、、いろんな事が重なって流されるように過ぎて行く。

今年も、割と早くから家の掃除や片づけは済ませていたので実際のところ、そんなにたいそうにする必要はない。
いつも通り、掃除して洗濯してご飯の用意をして、決められた曜日にごみ出して、、、という生活。

なのに、なんでこんなにあわただしく感じるんだろう。
買い物一つとっても、今夜用の買い物と、お正月用のもの、って具合にふたつ考えてしまう。
年明け早々、あれがない、これがない、と思いたくないので買い忘れチェックしときましょう、とか。

別に買いだめなんかせずともきょうび、元旦からスーパーも開いているのに。

アホげに、同じことを数年来繰り返したり、思ったり。

ただ今年は、そういういつもながらのアホげな思いとは別に、

ああ、今年もなんとか無事に生き延びることができた、、、とでもいうような、無事に年越しできそうな事に感謝する気持ちが沸いている。

今まで、こんな風に感じたことってないんだよね、正直いえば。

ずっとせわしい、せわしい、って思い続けて一夜明ければ、昨日までとはうってかわってゆったり退屈な新年がくる、っていう、陸続き、時間続きのまっ平らな道を歩いているのが当たり前だった。

それが、今年は何かにつけて、ああ、無事に一年が終わろうとしています、ありがたい、ありがたい（笑）って。

大きな病気や怪我をした人が完治して、当たり前だと思っていた健康な日々がけっして当たり前じゃなかったんだ、と思い知ったような。
多分、それに似たような思いで、私も今年は、無事に一年を終えられそうなことが、当たり前じゃないんだと気づいたのかも。

おそすぎ（笑）

やっぱりね、亀の甲より年の功、お年頃なのかな。
ぐるっと一回り近くなって、やっと人間は生かされているんだ、という言葉に自分が追いついたのか。

ああ、こうして今度からは毎年毎年暮れになると、今年も無事でした、ありがとうございます。
っていう思いを積み上げていくんだろうね。

　そんなbabakusai私が夕べ、無性に食べたかった干しシイタケと高野豆腐の含め煮（笑）