エメラルドの瑕疵

旧 『楽母の人見知り日記』です。 毎日更新しています。気候の良い時期は地元(京都)の寺社散策に励みます。

黄金雛

2022-06-26 20:15:16 | 
羽州ぼろ鳶組 零  黄金雛

今村翔吾 著  祥伝社文庫  令和4年 2月10日 第3刷

羽州ぼろ鳶組のシリーズも順調に⑨まで読み進んで、次は➉だな、と思ったらいきなり零になった。
それもそのはず、時間が逆行するのだから。
松永源吾がまだ火消しになる前から、父親の死を受けて跡を継いだ直後あたりまでの物語。

ここには、同じように、今でも仲間でありライバルでもある他の火消したちの若い頃も登場する。
黄金雛は、この世代の金の卵というか、将来の優れた火消したちの集まった年の話だね。

そういえば、芸能界にも花の82年組、なんていうのもあるよね(笑)
82年はアイドル豊作の年だったらしい。

このシリーズ、夢中になって読んでるわけだけど、著者のデビュー作シリーズというのが未だに信じがたい。
それほどまでに壮大で面白い小説。
ほんまに新人なのか?? って気がする。

これも、終章で源吾に命を救われた姫様が、シリーズ最初の火喰鳥に助けられた姫様で、、、後に源吾の妻になる深雪だというのに繋がる。
なんか、すごい(笑)










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